去る1月6日、今年3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けたメンバー12人が先行発表された。
12人はいずれも多士済々だ。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、鈴木誠也(シカゴ・カブス)、村上宗隆(ヤクルト)、佐々木朗希(ロッテ)は日本球界屈指のタレントである。ここに、日系人プレーヤー初の選出となるラーズ・ヌートバーら内定報道が出ている残る18人を合わせれば、栗山英樹監督の率いる侍ジャパンは3大会ぶりの世界制覇に向けて"最高のメンバー"が居並ぶと言っていい。
まさしく臨戦態勢と言える日本の陣容はライバル国にとっては脅威である。1次ラウンドで同じプールBに入る韓国では日増しに注目度がアップし、16日に行なわれた新ユニホーム発表会見ではイ・ガンチョル監督が「名前だけで、わかるような選手はすべて選ばれている。1点でも多く取れるような策を練る。うまくいけば、楽しい試合、名勝負になると思う」と慎重なコメントを残した。
一方で実際に日本と対峙する選手たちはやる気が漲っている。イ・ガンチョル監督とともに上記の会見に出席したパドレスのキム・ハソンは「野球は最下位と予想されるチームがトップクラスのチームに勝つことだってある。僕らは必ず日本に勝つ」と語気を強めた。
21年からパドレスでプレーする27歳は、ゴールドグラブ候補ともなった守備と勝負どころでの巧打が期待される。当然、韓国代表の上位進出におけるキーマンの一人と目される選手だ。
メジャーリーグで酸いも甘いも熟知する男には自信もある。韓国メディア『E Daily』のインタビューに応じたキム・ハソンは、「大谷との勝負? ボールは丸いからどうなるかはわからないでしょ」と独特な言い回しで、日本の至宝との対戦について論じた。
「大谷がアメリカで良く投げ、そして良く打っているのは分かってます。でも、勝負には"変数"がある。それにWBCはシーズン開幕前に行なわれる大会なんだ。大谷だって、体調が100パーセントとは言えない。だから、『うわ、大谷だ』と、今から怯える必要はない。むしろ、日本代表の選手たちがどれだけ身体を作って臨んでいるかの方が重要だと思う」
冷静に日本との大一番を見据えたキム・ハソン。はたして、野球ファンが心待ちにする日韓戦の行方はどうなるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】【WBCメンバー序列予想】侍ジャパン28名の顔ぶれはどうなる?ポジションごとに各選手の役割をチェック
【関連記事】伊藤大海、山崎康晃は代表入り濃厚、浅村栄斗は落選?大谷の発言と背番号から占う残りのWBC日本代表<SLUGGER>
【関連記事】まさかのWBC代表落選も?侍ジャパンを長年支えてきた坂本、山田、菊池の「微妙な立場」【氏原英明の直球勝負】<SLUGGER>
12人はいずれも多士済々だ。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、鈴木誠也(シカゴ・カブス)、村上宗隆(ヤクルト)、佐々木朗希(ロッテ)は日本球界屈指のタレントである。ここに、日系人プレーヤー初の選出となるラーズ・ヌートバーら内定報道が出ている残る18人を合わせれば、栗山英樹監督の率いる侍ジャパンは3大会ぶりの世界制覇に向けて"最高のメンバー"が居並ぶと言っていい。
まさしく臨戦態勢と言える日本の陣容はライバル国にとっては脅威である。1次ラウンドで同じプールBに入る韓国では日増しに注目度がアップし、16日に行なわれた新ユニホーム発表会見ではイ・ガンチョル監督が「名前だけで、わかるような選手はすべて選ばれている。1点でも多く取れるような策を練る。うまくいけば、楽しい試合、名勝負になると思う」と慎重なコメントを残した。
一方で実際に日本と対峙する選手たちはやる気が漲っている。イ・ガンチョル監督とともに上記の会見に出席したパドレスのキム・ハソンは「野球は最下位と予想されるチームがトップクラスのチームに勝つことだってある。僕らは必ず日本に勝つ」と語気を強めた。
21年からパドレスでプレーする27歳は、ゴールドグラブ候補ともなった守備と勝負どころでの巧打が期待される。当然、韓国代表の上位進出におけるキーマンの一人と目される選手だ。
メジャーリーグで酸いも甘いも熟知する男には自信もある。韓国メディア『E Daily』のインタビューに応じたキム・ハソンは、「大谷との勝負? ボールは丸いからどうなるかはわからないでしょ」と独特な言い回しで、日本の至宝との対戦について論じた。
「大谷がアメリカで良く投げ、そして良く打っているのは分かってます。でも、勝負には"変数"がある。それにWBCはシーズン開幕前に行なわれる大会なんだ。大谷だって、体調が100パーセントとは言えない。だから、『うわ、大谷だ』と、今から怯える必要はない。むしろ、日本代表の選手たちがどれだけ身体を作って臨んでいるかの方が重要だと思う」
冷静に日本との大一番を見据えたキム・ハソン。はたして、野球ファンが心待ちにする日韓戦の行方はどうなるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】【WBCメンバー序列予想】侍ジャパン28名の顔ぶれはどうなる?ポジションごとに各選手の役割をチェック
【関連記事】伊藤大海、山崎康晃は代表入り濃厚、浅村栄斗は落選?大谷の発言と背番号から占う残りのWBC日本代表<SLUGGER>
【関連記事】まさかのWBC代表落選も?侍ジャパンを長年支えてきた坂本、山田、菊池の「微妙な立場」【氏原英明の直球勝負】<SLUGGER>