メジャーリーグ屈指の偉才が持つ"価値"が話題となっている。ロサンゼルス・エンジェルスに所属する大谷翔平のそれだ。
異能ぶりは多士済々の米球界にあっても稀有なものがある。メジャー5年目の迎えた昨季には、投手として自己最多の15勝をあげながら、防御率2.33、奪三振率11.87(奪三振数219)をマーク。一方で打撃でも打率.286、34本塁打、95打点、OPS.875と図抜けたスタッツを残し、前年にやり遂げられなかったベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2桁勝利&2桁本塁打」をついに達成した。
史上初となる「30本塁打以上&2桁勝利」もやってのけ、"エースで4番"を体現する大谷。23年シーズン終了後にはエンジェルスとの現行契約が満了となるため、新天地への移籍を含めた今後の動向と「歴史的なものになる」(米紙『NY Post』)と予想される大型契約の行方が注目され続けている。
そうしたなかで、「オオタニの契約はスポーツ界でかつて見たこともないようなものになるかもしれない」と強調するのは、英紙『Mirror』だ。
1月18日に「MLBのメガスターはクリスティアーノ・ロナウドを凌ぐ史上最大の契約を結ぶかもしれない」と銘打った大谷の特集記事を組んだ同紙は、「多くの人からMLBで最高の選手と考えられており、史上最もユニークな才能の持ち主の1人」と表現。そのうえで、北米スポーツにおける史上最高契約が、2022年にNFLのパトリック・マホームズが締結した10年4億5000万ドル(約576億円)と紹介し、「オオタニはマホームズの作った北米の天井を突き破る」と断言している。
「オオタニにとって他のスポーツを含めて類を見ない入札戦争が起こる可能性がある。もちろんエンジェルスは間違いなく彼の引き留めに走るだろうが、活況を呈している市場と彼が提供しているセンスを考えると、スポーツ界全体でも最高クラスの大規模な契約が結ばれるのは間違いない。12年4億8000万ドル(約618億円)は最低基準だ。
現在のスポーツ界で最高のアスリートは、サウジアラビアのアル・ナスルと1年あたり7500万ドル(約96億円)の契約を結んだクリスティアーノ・ロナウドだ。しかし、彼の契約は2年と短期的なものであり、5億ドルのマーケットには達していない。オオタニはそこに達しようとしている」
サッカー界が誇るカリスマとも比較され、「凌駕する」と評された大谷。唯一無二の二刀流を貫く日本球界の至宝への期待は、まだまだ膨らむばかりである。
構成●THE DIGEST編集部
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異能ぶりは多士済々の米球界にあっても稀有なものがある。メジャー5年目の迎えた昨季には、投手として自己最多の15勝をあげながら、防御率2.33、奪三振率11.87(奪三振数219)をマーク。一方で打撃でも打率.286、34本塁打、95打点、OPS.875と図抜けたスタッツを残し、前年にやり遂げられなかったベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2桁勝利&2桁本塁打」をついに達成した。
史上初となる「30本塁打以上&2桁勝利」もやってのけ、"エースで4番"を体現する大谷。23年シーズン終了後にはエンジェルスとの現行契約が満了となるため、新天地への移籍を含めた今後の動向と「歴史的なものになる」(米紙『NY Post』)と予想される大型契約の行方が注目され続けている。
そうしたなかで、「オオタニの契約はスポーツ界でかつて見たこともないようなものになるかもしれない」と強調するのは、英紙『Mirror』だ。
1月18日に「MLBのメガスターはクリスティアーノ・ロナウドを凌ぐ史上最大の契約を結ぶかもしれない」と銘打った大谷の特集記事を組んだ同紙は、「多くの人からMLBで最高の選手と考えられており、史上最もユニークな才能の持ち主の1人」と表現。そのうえで、北米スポーツにおける史上最高契約が、2022年にNFLのパトリック・マホームズが締結した10年4億5000万ドル(約576億円)と紹介し、「オオタニはマホームズの作った北米の天井を突き破る」と断言している。
「オオタニにとって他のスポーツを含めて類を見ない入札戦争が起こる可能性がある。もちろんエンジェルスは間違いなく彼の引き留めに走るだろうが、活況を呈している市場と彼が提供しているセンスを考えると、スポーツ界全体でも最高クラスの大規模な契約が結ばれるのは間違いない。12年4億8000万ドル(約618億円)は最低基準だ。
現在のスポーツ界で最高のアスリートは、サウジアラビアのアル・ナスルと1年あたり7500万ドル(約96億円)の契約を結んだクリスティアーノ・ロナウドだ。しかし、彼の契約は2年と短期的なものであり、5億ドルのマーケットには達していない。オオタニはそこに達しようとしている」
サッカー界が誇るカリスマとも比較され、「凌駕する」と評された大谷。唯一無二の二刀流を貫く日本球界の至宝への期待は、まだまだ膨らむばかりである。
構成●THE DIGEST編集部
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