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「ショウヘイ・オオタニは嫌な相手だ」WBC米国代表トラウトがチームメイトを最警戒も対戦を歓迎「面白いものになる」

THE DIGEST編集部

2023.01.21

エンジェルスの主砲でWBC米国代表主将を務めるトラウト(左)はチームメイトである大谷(右)との対戦を楽しみにしている。(C)Getty Images

 3月8日に開幕を迎える第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。2009年の第2回大会以来、14年ぶり3度目の世界一を狙う日本代表は、驚異の二刀流パフォーマンスで米球界を沸かす大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)など強力なプレーヤーを招集しており、ライバル国からも熱い視線が注がれている。

 とりわけ代表メンバーに名を連ねた二刀流スターの存在には、メジャーリーグで3度のMVPを受賞した大物も警戒の色を隠せない。

 地元紙『Los Angeles Times』が掲載した記事によると、米国代表の主将を務めるマイク・トラウト(エンジェルス)は、現地時間1月20日にオンライン会見を行ない、そのなかで大谷と対戦する可能性についてコメントした。

 エンジェルスでは、チームメイトとして共闘してきた二人。トラウトはまず、「彼(大谷)が投げるたび、僕は最前列で見ている」と話し始めると「かなり嫌な相手だ。オオタニと対戦する打者はみんな打席に立ちたくない」と言う。WBCでの対戦に向けては「面白いものになりそうだ」と早くも胸を膨らませている。
 
 さらに、「彼は良き友人の一人だから、楽しみだ」と強調すると、昨シーズン中に大谷とはWBCで対戦する可能性について話したという会話の内容を回顧した。

 そのときに大谷は、自分が日本代表のベストプレーヤーでないかもしれないと口にしていたようだが、この発言を受けたトラウトは今回「そんなことありえない」と断言している。

 この会見では、「僕が(WBCに)参加を決めたのは、優勝するためだ」「それ以外は失敗」などと、力強く意気込みを示していたトラウト。日本と米国の対戦は、早くても現地3月19日の準決勝以降になる可能性があるが、はたして大谷vsトラウトという"注目の対決"は実現するのだろうか。

 WBC初出場となる二人のパフォーマンスに注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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