韓国球界からワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のスケジュールに対し、不満の声が挙がっている。
3月8日から開幕する第5回WBC。1次ラウンド「プールB」に入った日本は韓国、オーストラリア、中国、チェコと準々決勝進出を懸けて戦う。日本の初戦は9日、中国と対戦する。
WBC公式サイトは準々決勝以降の日程を更新し、日本は1次ラウンドを通過した場合、準々決勝は1次ラウンドの順位(1位もしくは2位)に関係なく、プールAを勝ち抜いたチームと3月16日に東京ドームで対戦。もう一方のプールA対プールBによる準々決勝は3月15日に東京ドームで行なわれる。
WBCは日本だけでなく韓国でも注目度は高まっており、韓国メディア『news1』は現地23日にWBCの特集記事を掲載した。記事のなかで、同メディアは準々決勝の日程に注目。発表されたスケジュールが、侍ジャパンに有利に働いているのではないかと指摘している。
『news1』は韓国が1次ラウンドを突破した場合、準々決勝は日本より1日早い3月15日に行ない、日本が準々決勝に進出した場合は3日間の休養が与えられていると指摘したうえで、「韓国は1次ラウンドの順位に関係なく休養は1日だけだ」とスケジュールの不公平さを訴えている。
さらに、プールBの1・2位と準々決勝を行なうプールAの1・2位も日本の1次ラウンドの成績によって日程が変更されると同メディアは指摘。日本がプールBを1位通過すればプールAの2位が、日本が2位通過ならばプールAの1位がより多くの休養日を受けることになると言及している。
韓国は今大会、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)のチームメイトであるキム・ハソン、チェ・ジマン(ピッツバーグ・パイレーツ)、韓国系アメリカ人のトミー・エドマン(セントルイス・カーディナルス)といった3人のメジャーリーガーを招集。国内組では、元中日イ・ジョンボム氏の息子で、昨シーズンMVPに輝いたイ・ジョンフや東京五輪で4番を務めた強打者カク・ベクホなど実力者を揃え、初の世界一へ並々ならぬ意欲を示している。
韓国メディアから噴出した思わぬ物言いだが、それだけWBCに懸けるモチベーションがより一層高いとも言える。はたして侍ジャパンは、難敵が揃った1次ラウンドを勝ち抜くことはできるのだろうか。火花散る日韓戦は、10日に激突する。
構成●THE DIGEST編集部
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3月8日から開幕する第5回WBC。1次ラウンド「プールB」に入った日本は韓国、オーストラリア、中国、チェコと準々決勝進出を懸けて戦う。日本の初戦は9日、中国と対戦する。
WBC公式サイトは準々決勝以降の日程を更新し、日本は1次ラウンドを通過した場合、準々決勝は1次ラウンドの順位(1位もしくは2位)に関係なく、プールAを勝ち抜いたチームと3月16日に東京ドームで対戦。もう一方のプールA対プールBによる準々決勝は3月15日に東京ドームで行なわれる。
WBCは日本だけでなく韓国でも注目度は高まっており、韓国メディア『news1』は現地23日にWBCの特集記事を掲載した。記事のなかで、同メディアは準々決勝の日程に注目。発表されたスケジュールが、侍ジャパンに有利に働いているのではないかと指摘している。
『news1』は韓国が1次ラウンドを突破した場合、準々決勝は日本より1日早い3月15日に行ない、日本が準々決勝に進出した場合は3日間の休養が与えられていると指摘したうえで、「韓国は1次ラウンドの順位に関係なく休養は1日だけだ」とスケジュールの不公平さを訴えている。
さらに、プールBの1・2位と準々決勝を行なうプールAの1・2位も日本の1次ラウンドの成績によって日程が変更されると同メディアは指摘。日本がプールBを1位通過すればプールAの2位が、日本が2位通過ならばプールAの1位がより多くの休養日を受けることになると言及している。
韓国は今大会、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)のチームメイトであるキム・ハソン、チェ・ジマン(ピッツバーグ・パイレーツ)、韓国系アメリカ人のトミー・エドマン(セントルイス・カーディナルス)といった3人のメジャーリーガーを招集。国内組では、元中日イ・ジョンボム氏の息子で、昨シーズンMVPに輝いたイ・ジョンフや東京五輪で4番を務めた強打者カク・ベクホなど実力者を揃え、初の世界一へ並々ならぬ意欲を示している。
韓国メディアから噴出した思わぬ物言いだが、それだけWBCに懸けるモチベーションがより一層高いとも言える。はたして侍ジャパンは、難敵が揃った1次ラウンドを勝ち抜くことはできるのだろうか。火花散る日韓戦は、10日に激突する。
構成●THE DIGEST編集部
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