17年前の世界一を知るプレーヤーが、侍ジャパンにエールを送った。
『Prime Video(プライム・ビデオ)』は1月25日、3月8日から開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の全試合をライブ配信すると発表した。
本大会だけでなく、3月4日と7日の強化試合もPrime Videoで独占ライブ配信する。この日は豪華な解説陣も併せて発表され、前日本代表監督の稲葉篤紀氏、井端弘和氏、里崎智也氏、福留孝介氏、スタジオコメンテーターには2006年WBC日本代表コーチを務めた辻発彦氏が出演する。
発表会見に出席したのは、里崎、福留氏の2名。両氏は2006年の第1回WBC優勝メンバーであり、印象深い試合に第1回の準決勝・韓国戦を挙げた。里崎氏は「ベンチの最前列で一番興奮した」と不振でスタメンを外れた福留氏が0対0の同点で迎えた7回に代打で登場し、値千金の先制ホームランを放った場面を振り返った。
福留氏は当時監督を務めていた王貞治氏から「大事な場面で使うから」と言われたことを明かし「王さんの期待に、恩返しができて嬉しかった」と当時の激闘を懐かしく振り返った。
14年ぶりの世界一を狙う侍ジャパンに向けて、頂点を知る二人から貴重な意見が飛び出した。里崎氏は注目すべき国にキューバを挙げる。その理由は明白で「今年はメジャー選手を容認しているので、昔の(強い)キューバが帰ってくる。ノックアウトラウンド(準々決勝)で当たったら、近年のキューバではない。メジャー組が参加したら怖いです」と第1回で日本と決勝を戦った最強軍団を挙げる。
一方の福留氏は苦手意識があると話す国を挙げ、侍ジャパンに警戒を促す。「僕はオーストラリアに嫌な思いがある。(2004年)アテネでやられているので、油断していると足元をすくわれる。1次ラウンドとはいえ油断しないでほしい」と2004年オールプロで臨みながら、至上命題とされた五輪メダルを逃した難敵を指名した。
記念すべき第1回で、里崎氏と福留氏は苦難を乗り越え、世界一の頂点を掴んだ。王ジャパンの攻守で活躍した二人からの金言は、14年ぶりの世界一を目指す栗山英樹監督にとっても、貴重な意見になったのではないだろうか。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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本大会だけでなく、3月4日と7日の強化試合もPrime Videoで独占ライブ配信する。この日は豪華な解説陣も併せて発表され、前日本代表監督の稲葉篤紀氏、井端弘和氏、里崎智也氏、福留孝介氏、スタジオコメンテーターには2006年WBC日本代表コーチを務めた辻発彦氏が出演する。
発表会見に出席したのは、里崎、福留氏の2名。両氏は2006年の第1回WBC優勝メンバーであり、印象深い試合に第1回の準決勝・韓国戦を挙げた。里崎氏は「ベンチの最前列で一番興奮した」と不振でスタメンを外れた福留氏が0対0の同点で迎えた7回に代打で登場し、値千金の先制ホームランを放った場面を振り返った。
福留氏は当時監督を務めていた王貞治氏から「大事な場面で使うから」と言われたことを明かし「王さんの期待に、恩返しができて嬉しかった」と当時の激闘を懐かしく振り返った。
14年ぶりの世界一を狙う侍ジャパンに向けて、頂点を知る二人から貴重な意見が飛び出した。里崎氏は注目すべき国にキューバを挙げる。その理由は明白で「今年はメジャー選手を容認しているので、昔の(強い)キューバが帰ってくる。ノックアウトラウンド(準々決勝)で当たったら、近年のキューバではない。メジャー組が参加したら怖いです」と第1回で日本と決勝を戦った最強軍団を挙げる。
一方の福留氏は苦手意識があると話す国を挙げ、侍ジャパンに警戒を促す。「僕はオーストラリアに嫌な思いがある。(2004年)アテネでやられているので、油断していると足元をすくわれる。1次ラウンドとはいえ油断しないでほしい」と2004年オールプロで臨みながら、至上命題とされた五輪メダルを逃した難敵を指名した。
記念すべき第1回で、里崎氏と福留氏は苦難を乗り越え、世界一の頂点を掴んだ。王ジャパンの攻守で活躍した二人からの金言は、14年ぶりの世界一を目指す栗山英樹監督にとっても、貴重な意見になったのではないだろうか。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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