ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の第1回優勝メンバーの里崎智也氏と福留孝介氏が1月25日、WBC日本代表の全試合をライブ配信する『Prime Video(プライム・ビデオ)』の記者会見に登場した。『Prime Video』の解説者として登場した両氏は、栗山英樹監督率いる侍ジャパンに熱いエールを送った。
まず里崎氏は、今大会の見どころについて「優勝するところを見るだけ」と力強く語り、「(日本は)ベスト4を外したことはないが、でもベスト4には力だけでなく運も左右されるなかで、どちらが勝つか分からない試合になる。そこから世界一になるのを見るだけです。これを起爆剤として野球人気を全国にアピールしてほしい」と野球人口の裾野を広げる意味も込めて、世界一を願った。
そのなかで、里崎、福留氏の2名が侍ジャパンの注目選手を問われた。里崎氏は自身が捕手出身ということもあり「甲斐がキーになる」と述べ、侍ジャパン正捕手候補の甲斐拓也(ソフトバンク)を挙げた。
第1回大会の優勝捕手は「僕はキャッチャーなので、やっぱり甲斐がカギになるんじゃないかなと思います」と捕手のパフォーマンスが勝敗のカギを握ると説明し、扇の中心の重要性を力説した。
「2006年は僕、2009年は城島健司(当時シアトル・マリナーズ)、2013年は阿部慎之助(巨人)、2017年は小林誠司(巨人)と、この大会においてはキャッチャーが全員打っているんですよね。甲斐選手が打てるかどうかで、下位打線の厚みを増すためにも鍵になってくる」
里崎氏は配球面についても、必要以上に相手をリスペクトする必要はないという。「メジャーでも、(エンジェルスの)トラウトや有名選手が出るが、所詮は人間。10割打つわけじゃない。必要以上にリスペクトしないこと。選手の実績や背景より、今を見て攻めるときは攻める。引くときは引くというジャッジをして、名前負けしないようにいけるかが勝負」と語り、強豪国としのぎを削った名捕手はそう強調する。
一方の福留氏は、チームの主砲として期待される山川穂高(西武)と岡本和真(巨人)を挙げ、その打棒に期待を込める。
「メジャーリーグ組の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、鈴木誠也(シカゴ・カブス)、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)みんなが打ってくれるに越したことはないですけど、警戒されている中で、ゲームに出る人が重要。誰がどこを打つか分からないが、点を取れる打線が作れるとチームの試合運びはラクになる。特に右バッターですし、気にしています」
はたして栗山監督は、本大会でどんな采配を見せるのだろうか。2009年以来の世界一を目指す侍ジャパンは3月9日、東京ドームで中国代表と初戦を迎える。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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まず里崎氏は、今大会の見どころについて「優勝するところを見るだけ」と力強く語り、「(日本は)ベスト4を外したことはないが、でもベスト4には力だけでなく運も左右されるなかで、どちらが勝つか分からない試合になる。そこから世界一になるのを見るだけです。これを起爆剤として野球人気を全国にアピールしてほしい」と野球人口の裾野を広げる意味も込めて、世界一を願った。
そのなかで、里崎、福留氏の2名が侍ジャパンの注目選手を問われた。里崎氏は自身が捕手出身ということもあり「甲斐がキーになる」と述べ、侍ジャパン正捕手候補の甲斐拓也(ソフトバンク)を挙げた。
第1回大会の優勝捕手は「僕はキャッチャーなので、やっぱり甲斐がカギになるんじゃないかなと思います」と捕手のパフォーマンスが勝敗のカギを握ると説明し、扇の中心の重要性を力説した。
「2006年は僕、2009年は城島健司(当時シアトル・マリナーズ)、2013年は阿部慎之助(巨人)、2017年は小林誠司(巨人)と、この大会においてはキャッチャーが全員打っているんですよね。甲斐選手が打てるかどうかで、下位打線の厚みを増すためにも鍵になってくる」
里崎氏は配球面についても、必要以上に相手をリスペクトする必要はないという。「メジャーでも、(エンジェルスの)トラウトや有名選手が出るが、所詮は人間。10割打つわけじゃない。必要以上にリスペクトしないこと。選手の実績や背景より、今を見て攻めるときは攻める。引くときは引くというジャッジをして、名前負けしないようにいけるかが勝負」と語り、強豪国としのぎを削った名捕手はそう強調する。
一方の福留氏は、チームの主砲として期待される山川穂高(西武)と岡本和真(巨人)を挙げ、その打棒に期待を込める。
「メジャーリーグ組の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、鈴木誠也(シカゴ・カブス)、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)みんなが打ってくれるに越したことはないですけど、警戒されている中で、ゲームに出る人が重要。誰がどこを打つか分からないが、点を取れる打線が作れるとチームの試合運びはラクになる。特に右バッターですし、気にしています」
はたして栗山監督は、本大会でどんな采配を見せるのだろうか。2009年以来の世界一を目指す侍ジャパンは3月9日、東京ドームで中国代表と初戦を迎える。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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