27日、3月18日から開幕する第95回記念選抜高校野球大会の出場校が発表された。例年より多い36校出場の中から、優勝争いに絡んできそうなチームをそれぞれ見ていきたい。
昨秋の明治神宮大会決勝は、2年連続で同カードとなった。結果は大阪桐蔭が大会連覇を果たし、準優勝は広陵。今センバツでもこの2校が中心となりそうだ。
大阪桐蔭は昨年のセンバツ優勝にも貢献した148キロ左腕・前田悠伍が主将となり、エースとしてもチームを引っ張る。昨年秋の近畿大会は3試合で防御率1.67、神宮大会も3試合で2.14。前年より数字を落としたとはいえ、各チームが前田対策を講じるなかで好投し、勝ち切った勝負強さは抜きんでている。
左腕独特の牽制のうまさも光り、今年のドラフト1位候補としても注目を集めそうだ。控えは昨春センバツを経験した右腕・南恒誠を筆頭に、近畿大会で登板した5投手すべてが140キロ超え。一冬を越えての成長を考えれば、末恐ろしい投手陣と言える。あとは前田抜きでも勝てる投球術さえ備われば、他校が打ち崩すのは容易ではないだろう。
野手で昨年夏の甲子園を経験したのは二塁手の村本勇海だけだが、智弁和歌山で4番を打った徳丸天晴(現NTT西日本)の弟・徳丸快晴や、スリランカ人の両親を持つラマル・ギービン・ラタナヤケと、大砲の期待を受ける1年生が神宮大会で全国制覇を経験した。昨秋の段階では前田が際立っていたが、春になって総合力を兼ね備えたチームとなり、史上初となる「2度目のセンバツ連覇」を目指す。
広陵は新チーム結成から神宮大会準決勝まで、練習試合を含めて負け知らず。決勝の大阪桐蔭戦が初黒星だった。今年のドラフトですでに上位候補と名高い“広陵のボンズ”こと真鍋慧は高校通算49本塁打。中国大会は打率.250と苦しんだが、神宮では3試合で.455、2本塁打と復調し、「良い感触だった」と手応えを口にした。
この他、中国大会では田上夏衣、谷本颯太の1・2番コンビが打率5割を超え、3番・真鍋、4番・小林隼翔へとつなぐ。投手陣は怪我で中国大会の登板が少なかった1年生右腕・髙尾響が神宮大会では3試合で防御率0.75と復調し、左腕・倉重聡とのダブルエースを形成する。2回戦で敗れた昨年のセンバツや、県大会3回戦で姿を消した夏の悔しさを晴らし、日本一を目指す。
昨秋の明治神宮大会決勝は、2年連続で同カードとなった。結果は大阪桐蔭が大会連覇を果たし、準優勝は広陵。今センバツでもこの2校が中心となりそうだ。
大阪桐蔭は昨年のセンバツ優勝にも貢献した148キロ左腕・前田悠伍が主将となり、エースとしてもチームを引っ張る。昨年秋の近畿大会は3試合で防御率1.67、神宮大会も3試合で2.14。前年より数字を落としたとはいえ、各チームが前田対策を講じるなかで好投し、勝ち切った勝負強さは抜きんでている。
左腕独特の牽制のうまさも光り、今年のドラフト1位候補としても注目を集めそうだ。控えは昨春センバツを経験した右腕・南恒誠を筆頭に、近畿大会で登板した5投手すべてが140キロ超え。一冬を越えての成長を考えれば、末恐ろしい投手陣と言える。あとは前田抜きでも勝てる投球術さえ備われば、他校が打ち崩すのは容易ではないだろう。
野手で昨年夏の甲子園を経験したのは二塁手の村本勇海だけだが、智弁和歌山で4番を打った徳丸天晴(現NTT西日本)の弟・徳丸快晴や、スリランカ人の両親を持つラマル・ギービン・ラタナヤケと、大砲の期待を受ける1年生が神宮大会で全国制覇を経験した。昨秋の段階では前田が際立っていたが、春になって総合力を兼ね備えたチームとなり、史上初となる「2度目のセンバツ連覇」を目指す。
広陵は新チーム結成から神宮大会準決勝まで、練習試合を含めて負け知らず。決勝の大阪桐蔭戦が初黒星だった。今年のドラフトですでに上位候補と名高い“広陵のボンズ”こと真鍋慧は高校通算49本塁打。中国大会は打率.250と苦しんだが、神宮では3試合で.455、2本塁打と復調し、「良い感触だった」と手応えを口にした。
この他、中国大会では田上夏衣、谷本颯太の1・2番コンビが打率5割を超え、3番・真鍋、4番・小林隼翔へとつなぐ。投手陣は怪我で中国大会の登板が少なかった1年生右腕・髙尾響が神宮大会では3試合で防御率0.75と復調し、左腕・倉重聡とのダブルエースを形成する。2回戦で敗れた昨年のセンバツや、県大会3回戦で姿を消した夏の悔しさを晴らし、日本一を目指す。