2023年は、稀代の二刀流に注がれる関心は「過去最高」のものになるのかもしれない。
ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平にとって、今シーズンは選手生活において大きな節目を迎える。レギュラーシーズン終了後に米球界唯一の二刀流はフリーエージェント(FA)となるため、新契約をどのような形で結ぶのか、新天地へ移籍をするのか……。すでにMLB関係者のなかで大きな関心が寄せられている。
無論、グラウンド内で目が離せない存在であることに変わりは無い。過去2シーズンで見せた“二刀流”での驚異的なパフォーマンスで、今季も大谷は米球界を湧きたたせてくれるはずである。7月には29歳となり、年齢的にも絶頂期を迎える大谷が投打でどんな進化を遂げるのか、大いに期待は高まる。
早速、米国内では今シーズンの大谷の成績予想が報じられており、なかには「過去最高」の数字を残すのではないかと伝えられている。
エンジェルスの専門サイト『Halos Today』は米識者のコメントを引用しながら、2023年シーズンの大谷の成績への見込みを述べている。今季も投手及び打者として圧倒的な数字を残し、2度目のアメリカン・リーグMVP獲得が有力視されている。
記事でノア・カムラス記者は過去2シーズンについて「ショウヘイ・オオタニはMLBで一貫した成長を続けてきており、2021年に二刀流プレーヤーとして開花した」と強調。そして「MLB史上19人目の満場一致のMVPに輝いたが、2022年にはその上を行く結果を残した」と綴っている。
そのうえで同メディアは、「昨年オオタニはさらに優れた投手となり、球界最高の打者の一人でもあり続けた。彼のMVP連覇を阻むには、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)の歴史的シーズンが必要だったが、オオタニは2023年に再び同賞を狙うだろう」と予測している。
他にも、米野球サイト『Bleacher Report』のザカリー・ライマー記者は「2023年はオオタニのベストシーズンになる」と指摘する。
同氏は、大谷が昨季途中に体得したシンカーがさらに威力を増し、投手成績の向上が期待できると言及。「2023年の彼のベストシナリオは、昨年マークした防御率2.33よりさらに低い数字と、3割前後の打率、そして40本のホームランである」と見通している。
『Halos Today』のカムラス記者は、このライマー記者の見解を引用し、「もしこのような成績を残せば、3シーズンで2度目のMVPを受賞しないことはありえない」とし、続けざまに「クレイジーに聞こえるかもしれないが、オオタニを超えるものは何もないことを私たちは学んだはずだ」と論じている。
2018年シーズンからMLBに戦いの場を移してから、「偉業」「快挙」はすでに何度も成し遂げてきた大谷。今シーズンも異次元のプレーで、まだ我々が見たことのない場所に連れて行ってくれるのだろうか。非常に楽しみだ。
構成●THE DIGEST編集部
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無論、グラウンド内で目が離せない存在であることに変わりは無い。過去2シーズンで見せた“二刀流”での驚異的なパフォーマンスで、今季も大谷は米球界を湧きたたせてくれるはずである。7月には29歳となり、年齢的にも絶頂期を迎える大谷が投打でどんな進化を遂げるのか、大いに期待は高まる。
早速、米国内では今シーズンの大谷の成績予想が報じられており、なかには「過去最高」の数字を残すのではないかと伝えられている。
エンジェルスの専門サイト『Halos Today』は米識者のコメントを引用しながら、2023年シーズンの大谷の成績への見込みを述べている。今季も投手及び打者として圧倒的な数字を残し、2度目のアメリカン・リーグMVP獲得が有力視されている。
記事でノア・カムラス記者は過去2シーズンについて「ショウヘイ・オオタニはMLBで一貫した成長を続けてきており、2021年に二刀流プレーヤーとして開花した」と強調。そして「MLB史上19人目の満場一致のMVPに輝いたが、2022年にはその上を行く結果を残した」と綴っている。
そのうえで同メディアは、「昨年オオタニはさらに優れた投手となり、球界最高の打者の一人でもあり続けた。彼のMVP連覇を阻むには、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)の歴史的シーズンが必要だったが、オオタニは2023年に再び同賞を狙うだろう」と予測している。
他にも、米野球サイト『Bleacher Report』のザカリー・ライマー記者は「2023年はオオタニのベストシーズンになる」と指摘する。
同氏は、大谷が昨季途中に体得したシンカーがさらに威力を増し、投手成績の向上が期待できると言及。「2023年の彼のベストシナリオは、昨年マークした防御率2.33よりさらに低い数字と、3割前後の打率、そして40本のホームランである」と見通している。
『Halos Today』のカムラス記者は、このライマー記者の見解を引用し、「もしこのような成績を残せば、3シーズンで2度目のMVPを受賞しないことはありえない」とし、続けざまに「クレイジーに聞こえるかもしれないが、オオタニを超えるものは何もないことを私たちは学んだはずだ」と論じている。
2018年シーズンからMLBに戦いの場を移してから、「偉業」「快挙」はすでに何度も成し遂げてきた大谷。今シーズンも異次元のプレーで、まだ我々が見たことのない場所に連れて行ってくれるのだろうか。非常に楽しみだ。
構成●THE DIGEST編集部
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