メジャーリーグは、今月中旬から各球団が春季キャンプに突入する。チームへの本格的な合流に向けて現在、各選手レベルでの調整が行われている。そんななか、メジャーリーグ公式サイト『MLB.com』では、「2023年に各チームで最も厄介な投球」と題して、全チームの代表的なピッチャー1名の決め球をピックアップ。そのうち日本人ピッチャー2名が代表的な球種とともに紹介されている。
【動画】‟厄介なスプリッター”で斬って取る大谷翔平の奪三振シーン ひとり目は、やはりロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平だ。紹介された球種はエンジェルス加入以来、決め球として使われてきたスプリッターで、「大谷は過去2シーズンでカッターと時速100マイルのシンカーをレパートリーに追加し、スライダーをマスターしたが、スプリッターは依然として彼の特徴的なピッチである」とフォーカスされている。
また、大谷のスプリッターは、エンジェルスに加入してからMLBの打者を打率.093に抑え込み、59%の奪三振率を誇っているという。
そして、日本人選手としてもうひとり紹介されたのが、今オフにポスティングシステムによる移籍でメジャー初挑戦となるオークランド・アスレチックスの藤浪晋太郎だ。最も厄介な球種として紹介されたのはフォーシームで、記者のデビッド・アドラー氏も「スカウティングレポートしか情報はない」というものの、「大谷翔平の高校時代のライバルは、2022年のNPBで最も鋭い速球のひとつを投げた。平均96マイル(約154キロ)を超え、三桁100マイル(約161キロ)にも迫る」などと評している。
その他、記事ではジェイコブ・デグロム(テキサス・レンジャーズ)のスライダー、ディラン・シーズ(シカゴ・ホワイトソックス)のスライダー、クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)のカーブボールなどが紹介されている。
2023年シーズンのメジャーリーグは現地時間3月30日に開幕。多彩な球種を持つ世界最高峰の投手たちの競演を楽しみに待ちたい。
構成●THE DIGEST編集部
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また、大谷のスプリッターは、エンジェルスに加入してからMLBの打者を打率.093に抑え込み、59%の奪三振率を誇っているという。
そして、日本人選手としてもうひとり紹介されたのが、今オフにポスティングシステムによる移籍でメジャー初挑戦となるオークランド・アスレチックスの藤浪晋太郎だ。最も厄介な球種として紹介されたのはフォーシームで、記者のデビッド・アドラー氏も「スカウティングレポートしか情報はない」というものの、「大谷翔平の高校時代のライバルは、2022年のNPBで最も鋭い速球のひとつを投げた。平均96マイル(約154キロ)を超え、三桁100マイル(約161キロ)にも迫る」などと評している。
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