キレ味鋭いボールが、次々と捕手のミットに収まった。
来る3月の開幕に向け、宮崎での合宿を行っている侍ジャパン。日本球界を代表する精鋭たちが集ったなかで、先発ローテーションの一角を担うと期待される山本由伸(オリックス)が、2月19日に今合宿初のブルペン入りを果たした。
一球ごとにフォームや下半身の動きを確かめるように投げ込んだ。受けた名手・中村悠平(ヤクルト)が「球の強さは改めて感じました」と振り返ったように、そのボールはレギュラーシーズンも始まっていない春先にしては上出来と言える質に見えた。
しかし、当人は「どれもちょっと微妙でしたね」と言う。今季から新フォームに取り組んでいるとはいえ、実に辛口だ。
「あんまりブルペンで気持ちよく投げられる日ってないんで。めちゃくちゃ良くはなかったという意味ではいつも通りかもしれないです(笑)」
しかし、続けざまに山本は「順調だとは思います」とも語る。合宿の第2クール以降で迎える実戦へ「試合がこれから多く入ってくるので、試合での細かい技術はここからやっていきます。とにかくしっかり自分の練習をやろうと思います」と意気込みを新たにした。
周囲の喧騒をよそに冷静に自身のコンディションを見定める山本。「良くはなかった」という36球には、ここから精度が上がっていくことへの期待を抱いた。
文●羽澄凜太郎(THE DIGEST編集部)
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一球ごとにフォームや下半身の動きを確かめるように投げ込んだ。受けた名手・中村悠平(ヤクルト)が「球の強さは改めて感じました」と振り返ったように、そのボールはレギュラーシーズンも始まっていない春先にしては上出来と言える質に見えた。
しかし、当人は「どれもちょっと微妙でしたね」と言う。今季から新フォームに取り組んでいるとはいえ、実に辛口だ。
「あんまりブルペンで気持ちよく投げられる日ってないんで。めちゃくちゃ良くはなかったという意味ではいつも通りかもしれないです(笑)」
しかし、続けざまに山本は「順調だとは思います」とも語る。合宿の第2クール以降で迎える実戦へ「試合がこれから多く入ってくるので、試合での細かい技術はここからやっていきます。とにかくしっかり自分の練習をやろうと思います」と意気込みを新たにした。
周囲の喧騒をよそに冷静に自身のコンディションを見定める山本。「良くはなかった」という36球には、ここから精度が上がっていくことへの期待を抱いた。
文●羽澄凜太郎(THE DIGEST編集部)
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