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パドレスと長期契約を結んだダルビッシュ有を米メディアが称賛!! 指揮官からも信頼のコメント「彼はサンディエゴが故郷」

THE DIGEST編集部

2023.02.22

パドレスでは昨季16勝を挙げたダルビッシュ。長期契約を掴み、満を持してWBCへ臨む。(C) Getty Images

 来月開幕のワールドベースボールクラシック(WBC)に向け、宮崎で強化合宿を行なっている日本代表で、一際注目されているのがダルビッシュ有だ。代表チームメンバーのメジャーリーガーの中で唯一、この合宿に参加し、初日から話題の中心となっている。

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 また、今月初めにはサンディエゴ・パドレスと6年総額1億800万ドル(約145億6000万円)で契約を延長したことも発表。これにより現役引退までを同球団でプレーすることも決定的となり、大きなニュースとして報じられた。昨季は自身メジャー最多タイとなる16勝を挙げ、チームの勝ち頭となりポストシーズン進出の原動力として活躍した。30代後半を迎えての異例の長期契約は、球団からの最大級の評価の表れに他ならない。

 もちろん、指揮官からの信頼も厚い。米国内ではパドレスのボブ・メルビン監督によるベテラン右腕へのコメントが伝えられている。スポーツサイト『FanNation』は現地時間2月21日に『ボブ・メルビンはダルビッシュ有が40代まで活躍すると信じている』と銘打った記事を配信。指揮官からのダルビッシュへの高い期待の声を掲載している。

 記事の中では同メディアの見解として「パドレスでは、ベテラン投手がまだ大きな役割を担っている。ダルビッシュ有は、このオフシーズン、パドレスにとっての大きな優先事項だった。球団は彼を保持することを確定させた」として、今回の契約について述べている。

 さらに「36歳という年齢にもかかわらずサンディエゴの先発投手は、多くの野球の才能を発揮した」と昨季のパフォーマンスを評した。また「昨シーズン、ジョー・マズグローブとともにチームで最も多くの試合に先発し、4.2WARを記録したことからも、ダルビッシュのスタミナは確かにまだある。彼のベストゲームはプレーオフのプレッシャーがかかったときに訪れ、優勝決定シリーズ進出に貢献した」と振り返っている。

 その上でメルビン監督による「キャリアの後半でもこのような契約延長を得たことで、彼は自身の実力で証明した」と語ったコメントも掲載、さらに「彼はここサンディエゴが故郷であり、ここで自分のキャリアを終えたいと思っている」とも述べたとしている。

 連日のように報じられる代表チームでのリーダー的な存在感とともに、パドレスでも極めて大きな影響を持つプレーヤーとなったダルビッシュ。円熟味を増した背番号11の真価はここからさらに発揮されていく。

構成●THE DIGEST編集部
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