ついに“偉才”の合流に目途が立った。現在アメリカはアリゾナで春季キャンプ中の大谷翔平（エンジェルス）が、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に出場する日本代表へ３月３日にバンテリンドームナゴヤで行なわれる壮行試合から合流する見込みとなった。
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　現地２月22日にMLB公式サイトが掲載したレポートによれば、エンジェルスのフィル・ネビン監督は「WBCのために（日本に）戻るという彼のスケジュールを考えると、最高にうまくいく」と５日後のアスレティックス戦での先発登板を明言。そのうえで、「ショウヘイは3月1日（日本時間2日）に日本へ旅立つ」と断言した。

　いよいよ、二刀流の大スターがやってくる。
  　ただ、保険の関係から試合出場は、試合運営がWBCの管轄となる３月６、７日に京セラドームでの強化試合からとなる。しかし、投打で違いを生み出せる待望の男が、いち早くチームに合流できるのは本大会を見通しても朗報だろう。

　メジャーリーガーの早期合流は指揮官も望んでいたところだ。日本代表を率いる栗山英樹監督は、「もちろん、いろんな状況について連絡は取っているけど、まあ来てからだね」と具体的な合流のタイミングこそ明言を避けているが、22日の練習後には「打者の方もメジャーリーグから来てもらえれば、違う形の化学反応が起こると思う」と期待を寄せていた。

　東京ドームでの１次リーグの開幕まで２週間を切っている。世界制覇を目指す戦いの幕開けが迫るなかで、二刀流戦士の合流は侍フィーバーをさらに加速させそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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