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大谷翔平は“史上初の816億円プレーヤー”になるか? 米敏腕記者が考える可能性「FAで最大の関心事は勝つこと」

THE DIGEST編集部

2023.02.25

二刀流で異次元の活躍を続けている大谷。彼の図抜けた存在感に娯楽は尽きない。(C)Getty Images

 去る2月20日(現地時間)、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の代理人を務めるネズ・バレロ氏は、今季終了後に契約満了となる二刀流戦士の去就について「コメントできない。いまはエンジェルスの選手」と強調し、次のように論じた。
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「我々はどんなことにもオープンだ。しかし、これには様々な要素が絡む。とにかくオオタニは今季終了後にフリーエージェント(FA)になる権利を勝ち取る。後はどうなるかわからない」

 明言を避け、メディアを巻いたバレロ氏。だが、この発言は様々な憶測を生んでおり、FA移籍をするのではないかという見方を強めている。

 現地時間2月24日にニューヨークの大手紙『New York Post』は「ショウヘイ・オオタニはMLB史上初の6億ドル(約816億円)プレーヤーとなるか」と銘打った特集記事を掲載。同紙の敏腕記者であるジョン・ヘイマン氏は「(6億ドルは)初期段階の空想的な推測に過ぎない」としつつ、「オオタニであれば、そう予想するのは公平なことだ」と指摘した。
 
 ヘイマン氏は、FA移籍するとなった場合に「獲得する可能性が最も高いチーム」としてロサンゼルス・ドジャース、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ニューヨーク・メッツ、サンディエゴ・パドレス、テキサス・レンジャーズ、シカゴ・カブス、ニューヨーク・ヤンキースの名をピックアップ。そのうえで、「移籍するうえでオオタニが関心を抱いているもの」を列挙した。

「オオタニがFAをするうえで最大の関心事として考えているのは、まず勝つこと。次に自分が史上最高の選手であると証明する機会を得られること、そして何よりも快適さ。これは知る人は知しっている事実である。実際、彼は5年前にヤンキースにニューヨークには行けないと告げ、その後、西海岸にある5球団を最終候補に挙げ、プライベートの面でも快適なオレンジカウンティを拠点とするエンジェルスを選んだ」

 史上最高の天才の呼び声も高い大谷は、はたしてFAを決意するのか。今季はパフォーマンスとともに、トレードを含めた去就の行方からも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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