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MLB

ダルビッシュ有、やや荒れ気味の30球。“実戦意識”の今春2度目のライブBPで甲斐拓也らにヒット性3本【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.02.26

今春2度目のライブBPのマウンドに立ったダルビッシュ。その投球で会場を大いに沸かせた。写真:梅月智史

今春2度目のライブBPのマウンドに立ったダルビッシュ。その投球で会場を大いに沸かせた。写真:梅月智史

 2度目の“実戦”はより意識の高さを感じさせる内容となった。

 2月26日、宮崎で行なわれているワールド・ベースボール・クラシックに向けた日本代表合宿に参加中のダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)が、実戦形式で打者と対戦するライブBPに登板。源田壮亮、山川穂高(ともに西武)、中村悠平(ヤクルト)、大城卓三(巨人)、甲斐拓也(ソフトバンク)と対戦した。

 ソフトバンクとの壮行試合を目前にした投球で会場の視線を一身に集めたダルビッシュ。前日には「2イニング想定なので2イニング目に体力的に落ちないように、どういう風にしていくのか考えていく」と目標を口にしていた36歳は、一球ごとに状態を確かめるように投げ込んだ。
 
 30球という制限の下で行なわれたなかで、許したヒット性の当たりは甲斐のセンター前など3本。21日のライブBPでは村上宗隆(ヤクルト)にバックスクリーンまで運ばれる鮮烈な一発を浴びたが、今日は源田や山川といった好打者はしっかりとシャットアウト。

 ややボールが荒れる場面はあったが、山川の打席では、膝元への2シームで詰まらせたほか、外角へのスライダーで空振りを奪うなど上々の仕上がりを見せた。なお、今回は本人の宣言通りに2イニングを想定し、打者3人と対峙したところで間を空けて投球。より実践を意識した内容となった。

 開幕まで2週間を切ったWBC。王座奪還に向けては投手力の安定が必要不可欠なだけに、ダルビッシュの仕上がりは引き続き注視していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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