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MLB

「ショウヘイ、来オフは正式にキミのものだ!」マチャドの11年478億円の“衝撃残留”で大谷翔平の去就に再脚光

THE DIGEST編集部

2023.02.27

常に娯楽を野球界に提供し続けている大谷。その話題性はオフであろうとも尽きない。(C)Getty Images

常に娯楽を野球界に提供し続けている大谷。その話題性はオフであろうとも尽きない。(C)Getty Images

 今季に球団史上初のワールドチャンピオンを目指すサンディエゴ・パドレスが、チームの中核を担う大型野手とメガディールを締結した。現地2月26日にマニー・マチャドと11年総額3億5000万ドル(約477億5000万円)で契約延長した。

 現在30歳のマチャドは、2019年に10年総額3億ドル(約409億4000万円)でパドレスに加入。短縮シーズンとなった2020年にMVP投票3位、昨季はMVP投票2位にランクインするなど、主砲として活躍してきた。

 今オフのマチャドはパドレス退団をほのめかしてもいた。今月9日(現地)にパドレスとダルビッシュ有との間で6年1億800万ドル(約142億1000万円)の契約延長が締結された際には、「あれは俺にとっても大きかった。昨季の彼のパフォーマンスはチームを支えていたからね」と語った一方で、今季終了後のオプトアウト権(契約破棄の権利)を行使する意向を明言していた。

 そうしたなかで急転直下の契約延長だ。この11年契約にはオプトアウト条項は含まれていない一方で、トレード拒否権は入っている。契約終了時に41歳となるマチャドだけに、パドレスで選手キャリアを全うする可能性が高まったと言える。

 来オフのFA(フリーエージェント)市場の目玉でもあったマチャドのパドレス残留は、球界を賑わせた。そして、偉才の存在をクローズアップさせた。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。
 
 今季終了後にエンジェルスとの契約が満了を迎える大谷。その動向はかねてから米メディアで注目を集めており、パドレスやロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・メッツ、ニューヨーク・ヤンキースなど移籍先候補が常に話題となっている。

 野手の大物であったマチャドの残留は、来季FA市場での“大谷争奪戦”をより白熱化させるのではないか。そんな声は、すでに米識者間で噴出している。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は自身のツイッターで、こう期待を込めた。

「ショウヘイ・オオタニ、2023-24のオフシーズンは正式にキミのものだよ」

 はたして、マチャドの大型契約でのパドレス残留はFA市場にどのような効果をもたらすのか。大谷の去就を含めて注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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