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MLB

藤浪晋太郎、3四球の“荒れ球”に川﨑宗則氏がポジティブな見解!「もっとコントロールが荒れてもおかしくなかった」

THE DIGEST編集部

2023.03.02

2回を無失点に抑えた藤浪。やや制球に乱れもあったが三振と併殺打で切り抜けた。写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

2回を無失点に抑えた藤浪。やや制球に乱れもあったが三振と併殺打で切り抜けた。写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 元メジャーリーガーで現在は独立リーグでプレーする川﨑宗則氏が1日のTBS系列『ひるおび』にリモート出演し、オープン戦初登板となった藤浪晋太郎(オークランド・アスレチックス)の投球について持論を述べている。

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 現地28日(日本時間3月1日)、藤浪はアリゾナ州メサでのロサンゼルス・エンジェルス戦で先発。大谷翔平との9年ぶりの投げ合いが実現し、多くの注目を集めた。初回は2つの三振を奪う圧巻の立ち上がり。続く2回には突如制球を乱し、3つの四球を与えた。しかし、これを三振と併殺打で凌ぎ切り、2回を無失点、被安打1、3奪三振、3四球という内容だった。

 最速98マイル(約158キロ)の速球や持ち前のスプリットなどでエンジェルスの打者を翻弄した藤浪だが、制球に苦しんだ面も否めない。しかし、川﨑氏は番組の中で「アリゾナはすごく乾燥している。日本でプレーしていた選手が、いきなりアリゾナに来て投げると、ボールがすごく抜けるんです」と語り、温和で湿度の低いアリゾナ州の気候がボールを滑りやすくし、“荒れ球”の要因の一つとなっていると見解を示した。

 また川﨑氏はボールが抜けやすい気候のなかでも抑え切った藤浪を高評価。「1年目のピッチャーはすごく制球に苦しむ。ただ、その中でも藤浪選手はすごくまとめてきたので、僕は順調だと思う。もっとコントロールが荒れてもおかしくはなかったと思うんですけど」と粘りのピッチングを前向きに捉えた。

 さらに、番組にゲスト出演した槙原寛己氏も「試合ではムネリン(川﨑氏)が言うように、右に抜けちゃうような球が多かったんですけど、それって修正(可能な)の範囲内。微調整できる。ブルペンでの投球では、ちゃんと指に掛かっているし、狙ったところに投げられている」と言及。開幕に向けて十分に軌道修正できるとした。

 今季はMLB使用球への対応に加え、MLBが新たに導入した「ピックロック」への対応も迫られる藤浪。難題が降りかかるなか、次戦以降の登板でどう修正を施してくるのかが注目される。

構成●THE DIGEST編集部
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