侍ジャパン

大谷翔平、“何もしてない”のに球場沸き立つ! ファンが熱狂したグラウンド登場シーンに見た「唯一無二の男」の凄み【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.03

ついに侍ジャパンに合流を果たした大谷。バンテリンドームナゴヤが色めき立った。写真:滝川敏之

 やはり役者が違う。3月3日にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表に合流した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。

 日本時間3月1日の夜中にプライベートジェットで羽田空港に到着したばかりだった大谷は、メジャーリーガーらしくチャーター機を利用して名古屋入り。そして3日に行なわれる中日との壮行試合でようやく侍ジャパンに帯同した。

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 15時に球場入りをしてから約2時間半が経った時だった。球場全体が地鳴りのようにドワァァーと沸き立った。ファンの視線の先にいたのは、三塁ベンチから小気味よく飛び出してきた大谷だった。
 
 万雷の拍手を受けながら軽快に外野で練習をこなしていた投手陣の下に駆け寄った大谷。すると、ファンもその動きに呼応。まるで波を打つかのようにスタンドからは「キャー!」「おかえりなさーい」「かっこいいー」という黄色い声がこだました。

 大谷は何もしていない。厳密にいえば、緊張した面持ちの若手投手陣と軽く挨拶をした程度である。それでも彼の登場により、ややだらけていたバンテリンドームナゴヤの雰囲気は一変して高揚した。"野球の本場"アメリカでも「唯一無二の男」と認められた男の凄さを、さっそく見せつけられた。

取材・文●羽澄凜太郎(THE DIGEST編集部)

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