侍ジャパン

世界を沸かせる“ショウタイム”! 大谷翔平のバットを折っての特大弾に米識者も驚嘆「おかしいなんて次元じゃない」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.07

詰まらせられながらもセンターへの特大アーチを放った大谷。打った直後の笑顔からは自信が感じ取れた。写真:滝川敏之

 衝撃の"ショウタイム"に世界が沸いた。

 3月6日に行なわれた阪神タイガースとの強化試合で侍ジャパンは8対1で勝利。3日後に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の初戦に向けて弾みをつけた。

 メジャーリーグ組が全員合流を果たし、実戦でのプレーが可能になったこの一戦。誰もが注目したなかで、異次元の活躍を見せたのは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だった。

 世界最高峰の舞台で本塁打王を争う天才の実力は伊達ではなかった。「3番・指名打者」で先発した背番号16は、3回表に2死一、二塁という局面で迎えた第2打席で、阪神先発の才木浩人が「僕の中でベストボール」として投じたアウトサイドへのフォークを片膝をつきながらすくい上げる。高々と舞い上がった打球はバックスクリーンに飛び込む3ランとなった。

 京セラドームを歓喜の渦に巻いた大谷は、もう止まらない。5回表、2死一、二塁で訪れた第3打席では阪神2番手の左腕・富田蓮が投じたストレートをインパクト。バットを折られて詰まった形となったが、自慢のパワーでふたたびセンター右のスタンドに放り込んだ。

 3打数2安打6打点の大立ち回りを見せた大谷。そんな二刀流スターの活躍は"野球の母国"アメリカでも真夜中にもかかわらず、小さくない話題となった。
 
 米オッズサイト『Draft Kings』などに寄稿するジャレッド・カラビス記者は自身のツイッターに「オオタニは日本のためにひたすら(ホームランを)量産している。彼は大量管理のために3ランを放つ」と驚嘆した。

 また、エンジェルスの公式フォトグラファーで、専門サイト『Rocks in the Outfield』のソト記者は「とんでもないバットスピードだ」と脱帽。そして、千両役者ぶりを次のようにベタ褒めした。

「オオタニは非現実的だ。今夜は3打数2で、2本の3ランホームラン。しかも6打点だ。(中国戦の)木曜日には100マイルを超えるボールを投げるはずだ。おかしいなんて次元じゃないぞ」

 本人曰く「時差ボケで体調が100%じゃない」という。それでも予想を図るに上回る活躍を見せつけた大谷。先発登板が濃厚視されている3月9日の中国戦(東京ドーム)でもハイパフォーマンスが期待できそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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