専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
侍ジャパン

大谷翔平の立ち居振る舞いに見たスーパースターたる所以。異次元ショータイム&即席サイン会の”神対応”で球場を魅了【WBC】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2023.03.07

試合後のヒーローインタビューでファンの声援に応える大谷。2打席連続3ラン本塁打と大活躍だった。写真:滝川敏之

試合後のヒーローインタビューでファンの声援に応える大谷。2打席連続3ラン本塁打と大活躍だった。写真:滝川敏之

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの世界一を目指す侍ジャパン。いよいよメジャー組の試合出場が解禁となった6日の阪神タイガースとの強化試合で、京セラドーム大阪に駆け付けた3万3460人の観客のお目当ては、やはり「3番・指名打者」でスタメンに名を連ねた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だった。
【PHOTO】衝撃の2打席連続ホームランを放ち、会場を沸かせた大谷翔平を厳選写真で特集!

 試合前、16時15分の練習ではコーチを相手にキャッチボールで肩を慣らし、ときには遠投で力強いボールを投じていた。投球を終えてベンチに戻った大谷は今度はバットを手に、打撃ゲージの中へ。背番号16に、球場はより一層の歓声を送った。

 侍ジャパンの練習時間が残り5分を切ったなかで行なわれた束の間の「ショータイム」。24スイング中6本がスタンドイン。そのうち1本はライトスタンド上段へ飛び込む特大の一発だった。もちろん、この驚愕の一発が18時からの試合でも現実のものとなり、2打席連続3ランというド派手な結果になろうとは、当然誰も予想できなかった。
 
 加えて、大谷がファンをさらに喜ばせた、”ある場面”がある。プレイボール約15分前のこと。グラウンドに姿を見せた大谷は3塁側の最前列に突然歩み寄り、即席のサイン会を実施したのだ。

 この“神対応”に、当然ながらファンは大谷のサインを求めて大殺到。大人も子供も興奮するサイン会は5分にも満たない短い時間だったが、その場にいたファンにとっては夢のような「ショータイム」だったのではないだろうか。

 試合は侍ジャパンの一方的な展開となり、大谷は前述したように3回の第2打席に片膝をつきながらも右手一本でセンターバックスクリーンへ。5回の第3打席には、ライトスタンドへ打った瞬間に分かる豪快な一発を放ち、2打席連続3ラン本塁打という類まれな打棒を発揮。ひとりで6打点を稼ぐ“無双”の活躍を見せ、8対1で阪神に完勝。球場は最高の雰囲気に包まれた。

 もちろん、この試合のヒーローは大谷。試合後のインタビューでは「明日もう1試合あるので、まずは明日に向けて調整したい」と意気込むと、「まだまだ声援が足りないので、もっともっと大きい声援をお願いします!」と煽り、ファンは大声援で応えた。

 3大会ぶりの『世界一奪還』を懸けたWBC強化試合は、今日19時からのオリックス戦を残すのみとなった。はたして、今日はどんな「ショータイム」を見せてくれるのだろうか。グラウンド内外でスター性を発揮する、この男の一挙手一投足から目が離せない。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

【関連記事】「野球界で最も美しい」大谷翔平の2打席連続弾に米熱狂。度肝を抜いた“変態打ち”に驚きの声止まず「こんなスイングで」【WBC】

【関連記事】世界を沸かせる“ショウタイム”! 大谷翔平のバットを折っての特大弾に米識者も驚嘆「おかしいなんて次元じゃない」【WBC】

【関連記事】「エグい!!」大谷翔平の2打席連続3ラン本塁打の“異次元ショータイム“に侍戦士も衝撃!特大弾に興奮「ワクワクした」【WBC】
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号