いきなりの“ショウタイム”に衝撃が広がっている。

　３月６日、第５回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の日本代表に招集されている大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）は、京セラドーム大阪で行なわれた阪神との強化試合に「３番・DH」でスタメン出場。２打席連続の３ランを含む３打数２安打６打点と大活躍し、帰国後初戦から十分すぎる結果を残した。

　まず魅せたのは３回表２死一、二塁で迎えた第２打席だ。阪神の先発・才木浩人が投じた４球目に体勢を崩されながらも芯を捉えた打球は、センターバックスクリーンに運ぶ待望の“侍１号”に。さらに５回２死一、二塁の第３打席でも、フルカウントで迎えた７球目のストレートを捉え、打った瞬間にそれと分かる２打席連続弾を右中間へ放ってみせた。
  　１発目は片膝をつきながら、２発目はバットを折られながらもスタンドまで運んでみた大谷。彼の偉才ぶりを物語る圧倒的なパフォーマンスを受け、エンジェルス専門のポッドキャスト番組『Rocks in the Outfield』は、公式ツイッターを更新。片膝をつきながら右手１本で放った一発目に関しては、実際の写真を共有したうえで、「こんなスイングで打球をセンターに運び、３ランの爆弾を打ち込んだのだ」と綴った。

　また、エンジェルス専門ポッドキャスト番組『Talkin Halos』もスーパースターの異次元の活躍に反応。バットを折られても鋭いスイングと持ち前のパワーで本塁打にしてしまった第３打席に対し、「野球界で最も美しいスイングじゃないか。もはや感動的でもある」とツイート。１日夜に帰国して３日にチームに合流したばかりの大谷だが、９日の１次ラウンドプールBの中国戦に向けて順調な仕上がりを見せ、本番前から観るものを熱狂の渦に引き込んでみせた。

　３日後に行なわれる中国との１次ラウンド初戦では、先発登板が有力視されている大谷。二刀流での快進撃に世界中からの期待が高まり続けるばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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