復活の狼煙となる一打になったかもしれない。昨日、阪神に8対1と完勝した侍ジャパンは、去年の日本一チームであるオリックスを相手に連日打線が爆発した。
侍ジャパンは初回に近藤健介が四球で出塁すると、打席に入ったのは前夜2打席連続本塁打を放った大谷翔平。連発が期待された第1打席はオリックスの先発・東晃平にカウント1-2で追い込まれながらも4球目のストレートをセンターへ弾き返し、チャンスを一、二塁に広げる。すると、この日四番に抜擢された吉田正尚が2球目のチェンジアップを右中間に放ち、侍ジャパンが先制点を奪った。
なおも2死一、二塁の場面で打席に入ったのは5試合連続で4番に座っていた村上宗隆。前日まで僅か2安打と極度の不振で打順を6番に下げて臨んだ今試合。23歳の主砲はカウント3-1で迎えた5球目のストレートを左中間へ豪快な3ランホームランを放ち、一気に侍ジャパンが4点を挙げた。
“村神様”の待望の一発に、京セラドーム大阪は大歓声。23歳の主砲が、ようやく目覚めた瞬間だった。三塁ベースを回ったときには、ラーズ・ヌートバーがセントルイス・カーディナルスで行なっている”ペッパーミル”をベンチに送り、笑みを浮かべた。
村上は今シーズン初本塁打に「ほっとした」と言い、「打った後の走り方を忘れていました」と、ホームランの感触に興奮。ファンも「村神様~」と大きな声援を送っていた。
もう一人、不振からの脱出にもがいていたのが山川穂高だ。
普段は西武で不動の4番を張る男も侍ジャパン招集後は不振を極め、ここまで無安打。前夜には大谷のド派手な2本のホームランを目の当たりにし、試合後には「マジで野球をやめたい」と皮肉交じりに愚痴をこぼしていた長距離砲が4回2死ランナーを二塁に置いたチャンスの場面で大谷の代打として送られた。
5球目を空振りし、フルカウントで追い込まれた山川。オリックスの2番手・吉田凌が投じた勝負の6球目スライダーを左安打で運び、待望の初安打初打点を記録した。山川はようやく出た初タイムリーを「めちゃ×6嬉しいです」と破顔一笑。「バットを代えた効果もありました」と、バット変更の効果も明かしていた。
そして山川の勢いは止まらない。8回にはカウント0-2から小木田敦也の3球目をレフトスタンドに運ぶホームラン。待望の一打に球場は大きな拍手を送り、ベンチで侍ナインとハイタッチ後は中継カメラに向かって「どすこい」を披露した。
侍ジャパンが誇る和製大砲2人が復活の兆しを掴んだか。3大会ぶりの優勝を狙う日本にとっては、明るい話題になったことは間違いない場面だった
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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侍ジャパンは初回に近藤健介が四球で出塁すると、打席に入ったのは前夜2打席連続本塁打を放った大谷翔平。連発が期待された第1打席はオリックスの先発・東晃平にカウント1-2で追い込まれながらも4球目のストレートをセンターへ弾き返し、チャンスを一、二塁に広げる。すると、この日四番に抜擢された吉田正尚が2球目のチェンジアップを右中間に放ち、侍ジャパンが先制点を奪った。
なおも2死一、二塁の場面で打席に入ったのは5試合連続で4番に座っていた村上宗隆。前日まで僅か2安打と極度の不振で打順を6番に下げて臨んだ今試合。23歳の主砲はカウント3-1で迎えた5球目のストレートを左中間へ豪快な3ランホームランを放ち、一気に侍ジャパンが4点を挙げた。
“村神様”の待望の一発に、京セラドーム大阪は大歓声。23歳の主砲が、ようやく目覚めた瞬間だった。三塁ベースを回ったときには、ラーズ・ヌートバーがセントルイス・カーディナルスで行なっている”ペッパーミル”をベンチに送り、笑みを浮かべた。
村上は今シーズン初本塁打に「ほっとした」と言い、「打った後の走り方を忘れていました」と、ホームランの感触に興奮。ファンも「村神様~」と大きな声援を送っていた。
もう一人、不振からの脱出にもがいていたのが山川穂高だ。
普段は西武で不動の4番を張る男も侍ジャパン招集後は不振を極め、ここまで無安打。前夜には大谷のド派手な2本のホームランを目の当たりにし、試合後には「マジで野球をやめたい」と皮肉交じりに愚痴をこぼしていた長距離砲が4回2死ランナーを二塁に置いたチャンスの場面で大谷の代打として送られた。
5球目を空振りし、フルカウントで追い込まれた山川。オリックスの2番手・吉田凌が投じた勝負の6球目スライダーを左安打で運び、待望の初安打初打点を記録した。山川はようやく出た初タイムリーを「めちゃ×6嬉しいです」と破顔一笑。「バットを代えた効果もありました」と、バット変更の効果も明かしていた。
そして山川の勢いは止まらない。8回にはカウント0-2から小木田敦也の3球目をレフトスタンドに運ぶホームラン。待望の一打に球場は大きな拍手を送り、ベンチで侍ナインとハイタッチ後は中継カメラに向かって「どすこい」を披露した。
侍ジャパンが誇る和製大砲2人が復活の兆しを掴んだか。3大会ぶりの優勝を狙う日本にとっては、明るい話題になったことは間違いない場面だった
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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