今日開幕するワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に向けて、火曜日に最後の強化試合をオリックスと戦った侍ジャパン。村上宗隆（ヤクルト）と山川穂高（西武）に待望の一発が出るなど少なくない収穫を得つつ、９対１の快勝を収めた。

　この日「１番・センター」でスタメン出場を飾ったのがラーズ・ヌートバー（カージナルス）だ。７回には２試合連続安打となる鮮烈な三塁打をマーク。ただ、「５打席目でヒットが出てホッとした。そこで少し疲れがドンと出た」と素直に本音を吐露した。

　５回終了後にはハプニングも。センターフライに倒れたあと、グラウンドの整備が入る日本ならではのルールを知らず、仲間が出てくるのを待ち続ける「ひとりぼっち」の状態となったのだ。試合後に「ちょっとおバカ（笑）」と日本語で話し、「まったく知らなかった。ひとりでボーッと待ってて、おバカな気分でした」と照れ笑いを浮かべた。
  　ヒット後に披露する“ペッパーミル”のパフォーマンスもすっかり定着した感があるが、オリックス戦では山川の代名詞である“どすこい”に興味津々。「見ていて楽しかったんで、ロッカーでも再現してもらった」と明かし、「もしかしたら自分もアメリカに帰ったらやるかも」とまさかのMLB輸入を示唆して報道陣を笑わせた。

構成●THE DIGEST編集部

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