侍ジャパン

大谷翔平の”キレキレ”なスライダーに第1回WBC優勝監督・王貞治氏が脱帽「あんな球見たことない」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.09

初出場のWBCで先発登板した大谷。4回を無失点に抑えた。写真:鈴木颯太朗

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)プールBで中国代表と初戦を戦っている侍ジャパン。先発には大谷翔平が登板。「3番・指名打者」でスタメンに名を連ねた28歳は、WBC史上初の二刀流でデビューした。

 全世界が注目する立ち上がりは1番リャン・ペイをスライダーで空振り三振。2番のヤン・ジンも切れのあるスライダーで遊ゴロ、3番・真砂勇介も158キロの直球で三ゴロに抑え無失点。僅か11球で終えた。

 侍ジャパンのWBC全試合を独占配信する『Amazon Prime Video』(プライム・ビデオ)で解説を務めている第1回WBC優勝監督の王貞治氏は大谷について、「欠点がないですね」と評し、空振り三振に仕留めたスライダーに関しては「中国代表のバッターは、あんな球見みたことないと思う」と見解を述べた。

 続けて、「あのスライダーはバッターも消えちゃうと思ったんじゃないかな」と、切れ味鋭いスライダーを絶賛。「本来のスピードは抑えているけど、その分コントロールがいいですね」と、メジャーでも開幕投手を務めた28歳のピッチングを称賛した。
 
 さらに、TBSで解説を務めている第2回WBC優勝監督の原辰徳氏も大谷のスライダーに注目。「独特なスライダーですよね」と打者の手元で大きく曲がった変化球にうなった。

 同じくTBSで解説を務めていたのが、佐々木主浩氏。同氏は1998年横浜ベイスターズを日本一に導いた屈指のストッパーでNPBで252セーブ、MLBで129セーブをマークした"大魔神"だ。佐々木氏は「スライダーに相当自信を持っていますね」と、その切れ味に舌を巻いた。

 大谷は4回を49球で投げ終え、打者13人に対し、被安打1、奪三振5、与四球0、無失点で終え、最速は160キロだった。マウンドを降りた大谷は、5回以降は指名打者に専念する。

構成●THE DIGEST編集部

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