「アイゴー…」(韓国語で感情を表現する際に用いられる言葉)
「あぁー」
3月10日に行なわれた日本代表とのワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドプールB第2戦で、記者室に座していた韓国人記者たちは不満のこもったため息ばかりを漏らしていた。
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それも仕方がないだろう。13安打、13得点を叩き出した侍ジャパンの切れ目のない猛攻を目の当たりにした彼らは、イニングを追うごとに戦意を喪失していく母国代表の姿にやりきれなさを抱えていたに違いない。
もっとも、ゲームへの入り方は悪くなかった。試合前の会見で「我々には見えない力がある」と意気込んだイ・ガンチョル監督を筆頭に緊張感を高めていたチームは、日本の先発であるダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)から3回表に3点を叩き出して先行。百戦錬磨の相手エースから先手を取り、ムードは高まっていた。
だが、直後の3回裏に「彼しかない」と指揮官が送り出した34歳のベテラン左腕、キム・グァンヒョンが崩れる。2者連続四球で無死満塁のピンチを招くと、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)と近藤健介(ソフトバンク)に連続でタイムリーヒットを献上。ここで2番手のウォン・テインにスイッチするも、1死満塁とされたところで、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)に2点タイムリーヒットを打たれて逆転された。
ここから韓国投手陣は一気に崩れた。「総力戦になる」と語っていたイ・ガンチョル監督は公言通りに次から次へと投手を投入。合計10人もマウンドに送り込む策を講じたが、5回に2点、6回に5点、7回に2点と追加され、なす術を失っていった。
あわやコールドゲームの惨敗。これを招いたのは、攻勢を強める日本に対して、後手に回った指揮官の継投策だったのは言うまでもない。結果論とも言えるが、前日のオーストラリア戦でも7人を送り込んで被安打10、8失点を喫していただけに、あまりに安直だったと言わざるを得ない。その点は試合後に「あの運用に関しては私に非がある」と漏らしたイ・ガンチョル監督も痛感しているはずだ。
「あぁー」
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それも仕方がないだろう。13安打、13得点を叩き出した侍ジャパンの切れ目のない猛攻を目の当たりにした彼らは、イニングを追うごとに戦意を喪失していく母国代表の姿にやりきれなさを抱えていたに違いない。
もっとも、ゲームへの入り方は悪くなかった。試合前の会見で「我々には見えない力がある」と意気込んだイ・ガンチョル監督を筆頭に緊張感を高めていたチームは、日本の先発であるダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)から3回表に3点を叩き出して先行。百戦錬磨の相手エースから先手を取り、ムードは高まっていた。
だが、直後の3回裏に「彼しかない」と指揮官が送り出した34歳のベテラン左腕、キム・グァンヒョンが崩れる。2者連続四球で無死満塁のピンチを招くと、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)と近藤健介(ソフトバンク)に連続でタイムリーヒットを献上。ここで2番手のウォン・テインにスイッチするも、1死満塁とされたところで、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)に2点タイムリーヒットを打たれて逆転された。
ここから韓国投手陣は一気に崩れた。「総力戦になる」と語っていたイ・ガンチョル監督は公言通りに次から次へと投手を投入。合計10人もマウンドに送り込む策を講じたが、5回に2点、6回に5点、7回に2点と追加され、なす術を失っていった。
あわやコールドゲームの惨敗。これを招いたのは、攻勢を強める日本に対して、後手に回った指揮官の継投策だったのは言うまでもない。結果論とも言えるが、前日のオーストラリア戦でも7人を送り込んで被安打10、8失点を喫していただけに、あまりに安直だったと言わざるを得ない。その点は試合後に「あの運用に関しては私に非がある」と漏らしたイ・ガンチョル監督も痛感しているはずだ。
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