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侍ジャパン

計10投手をつぎ込む策が裏目に。負けられない日韓戦で明暗を分けた「韓国野球のひどい現実」を物語る継投【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.11

 韓国人記者も指揮官が短期決戦用に用いた継投策に苦言を呈している。

 東京ドームで試合取材にあたっていた通信社『聯合ニュース』のイ・デホ記者は「韓国野球のひどい現実を見た。打たれても出てくる投手がいない」とレポート。さらに「日本は次から次へと好打者が出てくるにもかかわらず、対応できる投手がいない愚かな状況だった」と指摘。先発投手を多く選出したメンバー選考を含めて首脳陣の見通しの甘さを嘆いた。

「誰がどう見ても投手の起用法は間違っていたし、遅れも生じていた。アリゾナのツーソンで実施したキャンプで異常気候に伴った悪天候が続き、投手全体の調子が上がり切らなかった点は問題であったし、先発タイプの投手を多く選んだのも毒になった。ブルペンからマウンドに上がるのに慣れていない投手たちはWBCの重圧の中で、すべて崩れてしまった」
 
 奇しくもこの日、日本の2番手としてマウンドに上がった今永昇太(DeNA)は、先発タイプの投手だったが、3イニングを投げて1失点の快投。栗山英樹監督が「流石」と評した投球で韓国に流れを引き渡さず、後続のリリーフ陣に最善の形でバトンを繋いだ。

 タラレバではあるが、投手の起用法が日韓戦の明暗を分けた。はたして、中1日でチェコ戦を迎える韓国は改善策を見出せるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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