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侍ジャパン

「日本はもはや“宿敵”ではない」韓国代表に突きつけられた“13失点惨敗の現実”に母国メディアも愕然!「14年間で1勝7敗だぞ」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.11

タイムリーを放って雄叫びを上げるヌートバー。日本はこの新戦力の特性を最大限に活かしている。(C)REUTERS/AFLO

タイムリーを放って雄叫びを上げるヌートバー。日本はこの新戦力の特性を最大限に活かしている。(C)REUTERS/AFLO

 東京ドームが熱狂の渦に巻かれた。大谷翔平、ラーズ・ヌートバー、吉田正尚らスター選手たちが期待通りに躍動した侍ジャパンが、“永遠のライバル”である韓国を13対4で粉砕したのだ。

 金曜日ナイターで開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド第2戦。日本は先発登板したダルビッシュ有が韓国に攻略され、3点を先行される想定外の展開を余儀なくされる。だがすぐさま4点を奪って逆転に成功すると、リリーフ陣が粘りながら韓国打線を封じ込み、打っては着実にリードを広げていった。終わってみれば、コールド勝ちの一歩手前である9点差勝ち。鮮やかに開幕2連勝を飾った。

 一方で、第1戦のオーストラリア戦に続く黒星で、3大会連続の1次ラウンド敗退が現実味を帯びる韓国には悲壮感が漂う。ショッキングな大敗を受けて韓国のファンやメディアはさまざまな敗因分析と考察を繰り広げているのだ。

 そんななか、放送局『SPOTV News』は「1勝7敗。これが日韓の現実であり、もはや宿命のライバルではない」という刺激的な見出しを打って、次のような論説を掲載した。

「恐れていた“東京惨事”の悪夢が現実のものとなってしまった。まさしく投打ともに完敗。3点を先行したのも束の間、あっと言う前にスコアをひっくり返され、みるみるうちに点差は開いていった。4対13は避けられない結果であり、避けられない現実だったのだ」
 
 加えて同メディアは「これまで日本を指して“永遠のライバル”だとか“宿敵”という表現を使ってきたが、最近の対戦結果を見れば、そのような言い回しはもはや無意味であることが分かる」と記し、「2009年のWBC2次ラウンドで2対6の敗北を喫してから、今回4対13で負けるまで日本とは8試合を戦ったが、韓国から見て1勝7敗という絶望的な結果を知らされる」と続けた。

 そして、「まったく、日本との実力差を確認させられるばかりだ。何ひとつ日本より先を行くものがなかった。もはや“宿命のライバル”という表現も似合わない」と、最後まで手厳しかった。

ちなみに同メディアは別の記事で、韓国代表が1次ラウンドを突破する可能性を模索。「日本は4戦全勝する。オーストラリアも日本には勝てないだろう。となれば、韓国は残る2試合を勝利したうえで、最終日にチェコがオーストラリアに勝つ奇跡を祈るしかない。かなりの望み薄だと言わざるを得ないが……」とひそかに期待を寄せている。

構成●THE DIGEST編集部

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