３月12日、第５回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で３大会の世界一を目指す日本代表は、東京ドームで行なわれた１次ラウンドプールBの第４戦に臨み、オーストラリア代表と対決した。

　全勝での１次ラウンド突破に期待が寄せられるなか、侍ジャパンは７対１と期待通りの大差を付けて勝利。４連勝で５大会連続の準々決勝進出を決めた。

　この試合は、初回に大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）が先制３ランを放つと、続く２回に１番のラーズ・ヌートバー（セントルイス・カーディナルス）、２番の近藤健介（ソフトバンク）が連続タイムリーをマーク。そして、４回に大谷の押し出し四球、５回には中村悠平（ヤクルト）のタイムリー二塁打で追加点を挙げるなど、この日も打線が絶好調だった。
  　この結果を受け、オーストラリア野球連盟の公式サイトは、「ショウヘイ・オオタニのマンモス３ランで日本がオーストラリアに勝利」と記事を掲載。「オーストラリアは日曜の夜、日本野球のパワーを目の当たりにした」と試合を振り返り、「野球界の大スターであるオオタニが、試合開始から10分も経たないうちに怪物的な３ランを放った」と衝撃を伝えている。

　さらに、「日本に負けるのは恥ずかしいことではない」と続けると、日本国内でWBCの注目度が高いことに触れ、「きっとオージーにとっても忘れられない経験になったことだろう」と記述。「オーストラリアが味わったのは、日本の強力なラインナップだけじゃない。日本は投手陣もかなり良かった」と続けており、その強さに脱帽するしかなかった。

　16日の準々決勝では、プールA２位のイタリアと対戦することになった日本代表。はたして、プールBで４戦全勝と最高の形で１次ラウンドを突破した侍ジャパンは、次のステージでどのような活躍を見せるだろうか。14年ぶりの“世界一奪還”を懸けた熱いパフォーマンスに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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