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「22対2? WBCがこれでいいの?」韓国代表が中国に圧巻コールド勝ちで新記録樹立も母国メディアは「恥辱の歴史を刻んだ」と断じる

THE DIGEST編集部

2023.03.14

中国相手に爆発した韓国打線。それでも、帰国後の彼らを待ち受ける“逆風”に変化はないか。(C)Getty Images

 まさに鬼気迫る、怒涛の攻撃だった。

 3月13日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド・プールBは最終日を迎え、韓国代表は中国と対戦した。その前の第1試合でオーストラリアがチェコを下して2位以内を確保したため、韓国の3大会連続での1次ラウンド敗退が決定。モチベーションが急降下するなかでの中国戦だったが、打線が爆発して22対2という歴史的なコールド勝ちを収めた。

 中国戦で韓国はふたつの大会新記録を更新している。「22得点」は2006年大会で日本が中国戦で記録した18得点を上回る数値で、「20点差」は同じく06年大会でアメリカが南アフリカ戦でマークした17点差を超えるものだ。

 しかしながら、韓国メディア『NEWSIS』の反応は冷ややかだ。「すでに脱落が決まったチーム同士の戦いである。勝ってもあまり意味のない試合だが、遅ればせながら身体が温まった様子の韓国打線は怒りを爆発させるように、脆弱な中国の投手陣を壊滅させた。満塁ホームラン2本を含む20安打で、22得点を挙げたのだ」と評し、次のように書き加えた。

「韓国はWBC新記録をふたつも樹立したが、結果的に1次ラウンドで敗退しているわけで、恥ずかしさのほうが先に来る。韓国のコミュニティサイトでも、韓国がよく戦ったという評価よりも中国のレベルの低さを疑問視する声のほうが多い。『あのレベルの国が出る大会をWBCと言えるのか?』『22対2? WBCがこれでいいのか?』と冷笑するような意見が聞かれる」
 
 さらに同メディアは、「(2021年の)東京オリンピックでメダルなしに終わり、今回も3大会連続で1次ラウンド敗退。韓国野球はまたしても恥辱の歴史を刻んだ」と断じ、「高額の年俸を受け取る"井の中の蛙"という批判を受け入れ、KBO(韓国プロ野球)リーグの競争力向上のために知恵を絞るべきときだ」と、最後まで手厳しかった。

 WBCの全日程を終えた韓国代表チームは3月14日午後に日本を出国。仁川国際空港に到着したのち、解散する予定だという。

構成●THE DIGEST編集部

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