侍ジャパン

準々決勝は「全く別物」と強調する栗山監督。”バランス型”と評すイタリアに警戒も「勝つことが大切」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.14

プールB1位通過を決めた侍ジャパン。栗山監督は一発勝負となる準々決勝へ気を引き締めた。写真:梅月智史

 3大会ぶりの世界一奪還を懸け、いよいよノックアウト方式の戦いが始まる。1次ラウンドプールBを4戦全勝でトップ通過した侍ジャパンは3月14日、2日後の準々決勝に向けて東京ドームで全体練習を行なった。

 練習後、栗山英樹監督が記者会見に臨んだ。指揮官は一段と表情を引き締め、「今までのものとは全く別物」と準々決勝以降の戦いをそう表現する。

 続けて、「完全に終わったものが(新たに)スタートする感覚しかない。短期決戦ではないし、プロ野球では珍しいトーナメントが始まる。全く違う戦い」と捉えている。
 
 準々決勝の相手となるイタリアについては「本当にバランスのいいチーム」と警戒する。「いろんな幅がある。足も使えるし小技も使える。非常にバランスがいい。もう1回、徹底的に分析します」と話し、キューバやオランダなど、激戦のプールAを勝ち抜いてきた欧州の新興国を入念に対策する必要があると強調した。

 14年ぶりの頂点まで、あと3つまで来た。「勝つことが大切なことなので。それに向かって、選手たちも分かってやってくれる」と、侍メンバーへ変わらない信頼を口にした指揮官は、"絶対に負けられない"戦いへ気を引き締めた。

構成●THE DIGEST編集部

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