侍ジャパン

「僕は彼のようになりたい」韓国期待の大物高卒ルーキーが山本由伸の投球にゾッコン!「大谷やダルビッシュに比べて…」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.18

豪州戦で圧巻のピッチングを披露した山本。はたして、WBC二度目の登板はいつ訪れるのか。写真:梅月智史(THE DIGEST)

 侍ジャパンが誇る"投手5冠"に憧憬の念を抱く若者が、韓国野球界にもいるようだ。

 韓国のニュースメディア『OSEN』の取材に応じたのは、今季から韓国プロ野球・KBOリーグでプレーするイ・ホソン投手だ。仁川高校からドラフト1位指名でサムソン・ライオンズに入団。高校時代は公式戦通算15試合に登板し、5勝3敗ながら平均自責点が1.31を記録した。およそ60イニングを投げて被本塁打はわずか1本という本格派右腕である。

 沖縄での2軍キャンプからオープン戦に至る過程で首脳陣の評価はうなぎ上り。開幕1軍が確実視されており、『OSEN』は「ライオンズのエースを目ざせるスーパールーキーだ」と紹介している。

 そんな18歳の若武者は、自身の長所を「変化球の制球力と試合のコントロール力」だと話す。そのうえで、現在開催されているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を日々観戦していると言い、なかでも日本代表の投手陣に釘付けになったと明かす。

「日本の投手陣は、全体的に変化球の制球が素晴らしく、直球も狙ったところにすべて投げ込んでいました。なによりも球威が凄いので、打者を確実に圧倒する感じでしたね。下半身の使い方をよく観察していました」
 
 もっとも感銘を受けたのは、1次ラウンドの第4戦・オーストラリア戦で先発登板した山本由伸だったという。山本はその試合で4回を投げ、被安打1・奪三振8の無失点で見事勝利投手となった。イ・ホソンは「山本選手は、大谷翔平選手やダルビッシュ有選手と比べると体格が決して良いほうではありません。それでもすごく威力のあるボールを投げていて、かつ変化球が素晴らしかった」と評し、「下半身を本当に上手く使っていて、瞬発力と腕のスイングが凄いんですよ。僕も彼のようになれるように頑張りたい」と決意を口にした。

 韓国野球の近未来を担うホープにも刺激を与えた山本。はたして栗山英樹監督は、準決勝で彼を起用するのか。それとも決勝を見越した青写真を描いているのか。実に興味深いところである。

 日本代表は日本時間3月21日、プエルトリコvsメキシコの勝者と準決勝を戦う。試合開始は午前8時の予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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