ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）準決勝の対戦カードが、日本代表vsメキシコ代表に決まった。

　３月17日、メキシコが２大会連続準優勝のプエルトリコ代表を５対４で撃破。同国史上初のベスト４に進出した。この結果により、現地時間20日に日本と決勝進出を懸けて準決勝を戦う。

　熱戦を終えたばかりのローンデポ・パークでは、日本代表とメキシコ代表のカードは現地記者でも話題になっているようだ。米紙『Los Angeles Times』のエンジェルス番を務めるサラ・ヴァレンズエラ記者はメキシコの準決勝進出が決まるやいなや、「ショウヘイ・オオタニを擁する侍ジャパンの準決勝の対戦相手が決まった。エンジェルスファンにはたまらない、パトリック・サンドバルとオオタニの対戦が待っている」と、興奮してツイッターに投稿した。

　同記者は続けて、「サンドバルはメキシコの先発投手として、日本のDHで出場予定のオオタニと対戦する可能性がある。オオタニは昨日（イタリア戦）、準々決勝で登板したばかりだ」とツイートし、エンジェルス同士の投げ合いを惜しんだ。
  　また、同じくエンジェルスの番記者で、地元紙『Orange County Register』のジェフ・フレッチャー氏はWBCの開幕前に興味深い発言をしていた。同氏は複数のメディアに「私は日本が勝ち上がって、アメリカに来ると思っている」と侍ジャパンの勝ち上がりを予想していたのだ。「準決勝のマイアミは非常に楽しみだ」と、決勝ラウンドを心待ちにしていたが、その言葉が本当に現実のものとなった。

　エンジェルス関係者にとっては、日本代表とメキシコ代表の準決勝は夢のような対戦カードとなった。はたして当日は、どちらに軍配が上がり、決勝戦へ駒を進めるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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