球界屈指の実力を誇る同僚との対決に、メキシコ代表の左腕が燃えている。
来る現地3月20日(日本時間3月21日)に行なわれるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝でメキシコ代表は、5戦全勝で勝ち上がってきた日本代表との大一番を迎える。
「史上最強」の呼び声も高い侍ジャパンは、メジャーリーグで活躍する実力派の揃うメキシコにとっても一筋縄ではいかない相手だ。とりわけ注意すべき大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は今大会絶好調。打者としては5試合で、打率.438、1本塁打、8打点、OPS1.438、長打率.813とハイアベレージを記録し、貴重なポイントゲッターとなっている。
そんな日本戦でメキシコの先発マウンドに立つのは、パトリック・サンドバル。エンジェルスで大谷とともにプレーする左腕だ。
大谷とサンドバルは、春季キャンプ中に毎日キャッチボールを行なっていた間柄だ。そんな球界で唯一無二の二刀流を貫く天才を熟知する26歳は、米スポーツ専門局『ESPN』のマーリー・リベラ記者の取材に「ストライクをたくさん投げることが鍵になる。後はチームメイトが守備で助けてくれる」と断言。そして、“盟友”に冗談交じりのメッセージを送った。
「(大谷へ)まぁ、落ち着てくれ。俺もストライクを投げてあげるから、あんまり遠くに飛ばさないでくれよ」
もっとも、自信はある。昨季のレギュラーシーズンでサンドバルが記録した左打者の被打率が、驚異の.151(対右打者は.271)という“左キラー”ぶり。ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)、近藤健介(ソフトバンク)、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)、村上宗隆(ヤクルト)など左の強打者がズラリと並ぶ日本打線にとって手ごわい相手なのは間違いない。
そんな26歳は、「大きな挑戦になる。日本は素晴らしいチームだけど、楽しい試合になるさ。勝つ自信はとてもある」と宣言。負けたら終わりの大一番へやる気を漲らせた。
はたして、盟友との対決はいかなる決着を見るのか。メキシコと日本のビッグゲームから目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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「(大谷へ)まぁ、落ち着てくれ。俺もストライクを投げてあげるから、あんまり遠くに飛ばさないでくれよ」
もっとも、自信はある。昨季のレギュラーシーズンでサンドバルが記録した左打者の被打率が、驚異の.151(対右打者は.271)という“左キラー”ぶり。ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)、近藤健介(ソフトバンク)、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)、村上宗隆(ヤクルト)など左の強打者がズラリと並ぶ日本打線にとって手ごわい相手なのは間違いない。
そんな26歳は、「大きな挑戦になる。日本は素晴らしいチームだけど、楽しい試合になるさ。勝つ自信はとてもある」と宣言。負けたら終わりの大一番へやる気を漲らせた。
はたして、盟友との対決はいかなる決着を見るのか。メキシコと日本のビッグゲームから目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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