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メキシコ監督が“WBC反対派”を糾弾!怪我人続出も、大会意義を訴える「世界の野球を成長させるためのもの」

THE DIGEST編集部

2023.03.21

屈指のメジャーリーガーであるアルトゥーベ(左)とディアズ(右)が大けがを負った。(C)Getty Images

 3月8日に開幕し、連日のように盛り上がりを見せているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。野球の世界一が間もなく決まろうとしている。

 自身の生まれ故郷、さらには家族のゆかりの地を代表するため、選手は"決死の覚悟"で臨んでいる。本気の男同士のぶつかり合いが故に故障をする選手もいるほどだ。プエルトリコ代表の守護神エドウィン・ディアズ(メッツ)は、準々決勝をかけたドミニカ戦に勝利した直後、チームメイトと輪になって喜んでいた際に右膝を負傷。またベネズエラ代表の名手ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)は、準々決勝の米国戦で死球を受け、右手親指を骨折した。

 ディアズは既に手術を行ない今季は全休と球団が発表。アルトゥーベは近日中に手術を予定しており、復帰については術後に決める。こういったアクシデントに悲鳴を上げるのは、選手と高額の契約を結ぶチーム関係者だ。もっとも、MLBで言えばワールドシリーズ制覇のため、NPBで例えるなら日本シリーズを制するために、各チームは一流選手を雇っている。
 
 そのため、「WBC中止しろ」「ほら、言わんこっちゃない」「WBCのせいだ」などと大会開催に反対する意見も珍しくない。だがメキシコ代表のベンジー・ジル監督は、日本代表との準決勝の前日会見で、反対派を糾弾し、大会の現状を伝えた。

「WBCは世界の野球を成長させるためのもの。この大会に否定的な意見の人はいない。実際に会場では大歓声が起きている。米国コーチのアンディ・ペティット氏(元ヤンキース)と話したけど、彼は『レッドソックス対ヤンキースの試合でも昨晩(ベネズエラvs米国)のような歓声を聞いたことがない』と言っていた」

 米国だけでなく世界中のファンが注目する同大会。果たしてその頂に立つのはどの国だろうか……。様々な意見はあるようだが、まずは無事に終えてほしい。

構成●THE DIGEST編集部

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