3大会ぶりの世界一奪還まで、あと2つに迫った侍ジャパン。運命の大一番を栗山英樹監督は21歳の剛腕・佐々木朗希(ロッテ)に託し、スター軍団のアメリカ代表が待つ決勝を目指す。
そんな侍ジャパンに立ちはだかるのは、史上初のベスト4入りを果たしたメキシコ代表だ。1次ラウンドではアメリカに11対5と完勝。プールCをトップ通過すると、準々決勝は2大会連続準優勝のプエルトリコを接戦の末に5対4で撃破。こちらもファイナルまであと一歩と迫る。
強豪を次々と破り、一戦ごとに逞しさをつけてきた中南米の雄は、今大会最も勢いがあるチームと言っても過言ではない。大会唯一の全勝を誇る侍ジャパンとて容易に勝てる相手ではない。そんなメキシコの先発は、パトリック・サンドバル(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。
大谷翔平の同僚であるサンドバルは、昨季のレギュラーシーズンで先発ローテーションを担い、メジャー6勝を挙げた26歳の左腕だ。彼は今大会アメリカ戦に先発すると、3回を被安打2、2奪三振で抑え勝利に貢献。昨季の左打者の被打率は.151と左打者が多い日本打線にとっては、難攻不落な相手と言っていい。
日本とメキシコの対戦カードは、現地でも話題が沸騰している。下馬評ではここまで5連勝中の侍ジャパンが優勢と見られているが、米スポーツニュースサイト『Yardbarker』は日本有利に待ったをかけた記事を配信した。
記事によると、「メキシコは序盤の劣勢に耐え、試合を挽回できることを証明し、それがここまで勝ち進んできたことを示している」とし、強豪国を撃破して勝ち上がってきた点に注目する。また、メキシコ代表を率いるジル監督は「サンドバルに大きな信頼を寄せている」という。それは、「日本打線は左打者が極端に多い」と同メディアは指摘する。
「日本チームはラーズ・ヌートバー、ケンスケ・コンドウ、ショウヘイ・オオタニ、マサタカ・ヨシダら左打者が打線上位を占めている。ジルのプランは、左打者が得意なサンドバルの能力をフルに生かすことだろう」
さらに、昨シーズンのデータを引用し、「2022年のサンドバルは左打者を打率.151に抑え、34.2イニングでFIP2.13の投球をした。彼が対戦した130人の左打者のうち、出塁を許したのはわずか6.2%だった」と、メジャーでも屈指の“左打者キラー”として活躍していたと強調する。
最後に、「もし彼が長いイニングを投げ、試合を有利に運ぶことができれば、サンドバルの起用はメキシコにとって素晴らしいものになるだろう」と記事を締め、展開次第ではメキシコが侍ジャパンを下す可能性も十分にあると述べている。
はたして、侍ジャパンは難敵メキシコを打ち崩し、3大会ぶりの決勝進出を果たせるのか。運命の大一番は、日本時間21日の午前8時にプレイボールする。
構成●THE DIGEST編集部
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大谷翔平の同僚であるサンドバルは、昨季のレギュラーシーズンで先発ローテーションを担い、メジャー6勝を挙げた26歳の左腕だ。彼は今大会アメリカ戦に先発すると、3回を被安打2、2奪三振で抑え勝利に貢献。昨季の左打者の被打率は.151と左打者が多い日本打線にとっては、難攻不落な相手と言っていい。
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記事によると、「メキシコは序盤の劣勢に耐え、試合を挽回できることを証明し、それがここまで勝ち進んできたことを示している」とし、強豪国を撃破して勝ち上がってきた点に注目する。また、メキシコ代表を率いるジル監督は「サンドバルに大きな信頼を寄せている」という。それは、「日本打線は左打者が極端に多い」と同メディアは指摘する。
「日本チームはラーズ・ヌートバー、ケンスケ・コンドウ、ショウヘイ・オオタニ、マサタカ・ヨシダら左打者が打線上位を占めている。ジルのプランは、左打者が得意なサンドバルの能力をフルに生かすことだろう」
さらに、昨シーズンのデータを引用し、「2022年のサンドバルは左打者を打率.151に抑え、34.2イニングでFIP2.13の投球をした。彼が対戦した130人の左打者のうち、出塁を許したのはわずか6.2%だった」と、メジャーでも屈指の“左打者キラー”として活躍していたと強調する。
最後に、「もし彼が長いイニングを投げ、試合を有利に運ぶことができれば、サンドバルの起用はメキシコにとって素晴らしいものになるだろう」と記事を締め、展開次第ではメキシコが侍ジャパンを下す可能性も十分にあると述べている。
はたして、侍ジャパンは難敵メキシコを打ち崩し、3大会ぶりの決勝進出を果たせるのか。運命の大一番は、日本時間21日の午前8時にプレイボールする。
構成●THE DIGEST編集部
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