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侍ジャパン

「MLB所属ではないが」準決勝先発・佐々木朗希を米放送局が「世界最高投手」と賛辞!“破壊的”と評すフォークにも熱視線【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.20

米放送局も注目する侍ジャパン佐々木のフォーク。メキシコ相手に剛腕はどんな投球を見せるのか。写真:鈴木颯太朗

米放送局も注目する侍ジャパン佐々木のフォーク。メキシコ相手に剛腕はどんな投球を見せるのか。写真:鈴木颯太朗

 現地3月19日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝、アメリカ代表対キューバ代表の試合がローンデポ・パークで行なわれ、アメリカ代表が2大会連続で決勝に進出した。明日対戦する日本代表とメキシコ代表の勝者と、現地21日に大会連覇を懸けて戦う。

 キューバ相手に4本のホームランを放ち14得点で大勝したアメリカ。WBC連覇まで、あと1勝に迫った野球大国は、明日行なわれる準決勝のカードに注目。やはり現地では、3大会ぶりの世界一奪還を目指す日本代表の決勝進出を予想しているようだ。

 米放送局『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者は栗山英樹監督が難敵メキシコ戦の先発投手を『ロウキ・ササキ』だと発表すると、「MLBに所属していない世界最高投手が、準決勝に登板する」と紹介している。

 同記者は「ササキは日本のプロ野球界で、1994年以来となる完全試合を成し遂げた」と記し、昨年4月に佐々木が令和初の完全試合を達成したことを紹介。続けて、「100マイルを超える速球と破壊的なスプリッターで打者を圧倒する」と、佐々木のストロングポイントである160キロを超える豪速球と落差のあるフォークボールに注目した。
 
 1次ラウンドのチェコ戦では3回2/3を投げ、被安打2、打者17人に対し8奪三振の無失点に抑えた佐々木が、14年ぶりの決勝進出を狙う侍ジャパンの先発だと明言されると、「メジャーリーグに所属していない世界最高の投手が、メキシコとの準決勝に登板」と綴り、21歳の日本人右腕に最高評価の言葉を贈っている。

 侍ジャパンを率いる栗山監督は前日会見で複数の海外メディアに対し、「彼は年齢的にはとても若いが、とても才能のある投手」と語ったように、その潜在能力に惚れ込んでいる。日本時間21日の午前8時、近い将来メジャーでのプレーを熱望する“令和の怪物“が、運命の大一番となるマウンドに立つ。

構成●THE DIGEST編集部

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