現地月曜日、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の準決勝で日本代表はメキシコと対戦。終始リードを奪われる苦しい展開ながらなんとか食らいつくと、９回裏に無死一、二塁から村上宗隆が起死回生の逆転サヨナラタイムリーを放ち、６対５で勝利した。

　劇的な幕切れに、韓国メディア『スポーツ朝鮮』も大興奮だ。「村上がバントではなく強振でドラマを生んだ」と題し、次のようにレポートしている。
  「それまでチャンスで凡退し、４打数で３三振を喫していた村上が大仕事をやってのけた。栗山英樹監督は昨シーズンに日本人最多の本塁打数をマークした男を最後まで信じ切り、彼が期待に応え、逆転勝利のドラマをもたらしたのだ。準々決勝（イタリア戦）で５番に打順を落とされて自尊心が傷つくなかで、バントではなく迷わず勝負に出て、見事結果を残したのである」

　勝利した日本は14年ぶりの決勝進出。日本時間の水曜日、アメリカとの頂上決戦に臨む。

構成●THE DIGEST編集部

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