現地3月20日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝で日本代表はメキシコと対戦し、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。3点を先行されるなど終始リードを許す苦境に立ちながら、なんとか粘って接戦に追い込む。そして9回裏に無死一、ニ塁のチャンスから村上宗隆が逆転サヨナラタイムリーを放ち、激闘に終止符を打った。
9回裏の好機を呼び込んだのは、先頭打者でツーベースを決めた大谷翔平だった。一塁ベースを回る寸前でヘルメットを投げ捨てる力走で、チームに勢いをもたらしたのだ。
この印象的なシーンに、韓国メディア『Edaily』も敏感に反応。「ドラマチックなファイナル進出の足掛かりを作ったのはオオタニだった。最終回にメキシコ投手のチェンジアップを上手く捉え、ヘルメットが気になったのかそれを脱ぎ捨てると、二塁上で雄叫びを上げた。あんなオオタニの姿を見たことがない」と評した。
そして、「試合中、メキシコに引き離された時もオオタニはずっとダグアウトで声を出し続け、仲間たちを鼓舞していた。チームに“やれるんだ”という雰囲気を作っていたのは彼だ。やはりスーパースターなのである」と褒め称えた。
日本時間3月22日、日本は宿敵・アメリカとファイナルの舞台で雌雄を決する。試合開始は午前8時だ。
構成●THE DIGEST編集部
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9回裏の好機を呼び込んだのは、先頭打者でツーベースを決めた大谷翔平だった。一塁ベースを回る寸前でヘルメットを投げ捨てる力走で、チームに勢いをもたらしたのだ。
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