現地時間３月20日、ローンデポ・パークで行なわれたワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の準決勝で、日本代表とメキシコ代表が対戦。日本は６対５でメキシコを下し、３大会ぶりに決勝進出を果たした。
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　侍ジャパンの山本由伸（オリックス）は５回、０対３の劣勢の場面で２番手として登板。３回１／３（52球）を投げて３安打、２失点、４奪三振だったが、「（７回に）同点に追いついたあとに追加点を取られてしまったので、そこは少し悔しかったが、試合に勝てて良かった」と胸をなでおろした。

　続けて、メジャーで活躍する憧れの選手たちと対戦したことについては、「良いバッターがたくさんいたので、とにかく一人ひとりしっかり対戦することを意識して投げた」と回顧。「野球人生のなかで最高の経験になった」と喜びをかみしめた。

　また、この日の試合は、アメリカのマイアミで開催したにもかかわらず、日本からも多くのファンが球場に詰めかけ、大声援を贈った。「いつもと全然違う雰囲気のなかでプレーできたので、すごく気持ちも昂ったし、集中して投げられた」と感謝の意を示している。
  　さらに、７回に起死回生の同点３ランを放った吉田正尚（ボストン・レッドソックス）については「ビックリしました」とコメント。続けて９回に流れを変える二塁打を放ち、魂の雄叫びを上げた大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）については「さすがだな。最高のチームだなと思った」と興奮した様子を見せた。

　そして最後に、明日のアメリカとの決勝戦に向けて「チームの雰囲気は最高ですし、チームワークも今までのなかで最高になってきている。明日も今永さんが投げるので、絶対勝ちたい」と力を込めた。

構成●THE DIGEST編集部

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