ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で夢の対決が、本当に実現するかもしれない。
日本代表は現地3月20日、3大会ぶりの決勝進出を懸け、メキシコ代表と準決勝を戦った。試合は中南米の雄に常に先行を許し、8回まで1点ビハインドと苦しい展開だったが、日本代表は9回に村上宗隆がタイムリー二塁打を放ち、劇的なサヨナラ勝ち。14年ぶりのファイナル進出を決め、アメリカ代表との一騎打ちが実現した。
5回目を迎えたWBCで決勝での日米決戦は初めてとなる。現地メディアでも珠玉カードとして、大きな話題となっている決勝戦。なかでも、米スポーツ専門局『ESPN』は「ショウヘイ・オオタニがマイク・トラウトに投げるという夢の対決が、現実になるかもしれない」と、アメリカにとって気になるであろう記事を配信した。
記事を配信したジェフ・パッサン記者はメキシコとの試合後、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)による「(決勝は)中継ぎで行く準備はしたい」という、リリーフ登板を示唆した発言に注目。このコメントをキャッチした同記者は「(大谷の)マウンドでの時間は、リリーフ投手という慣れない役割になる」と論じた。
2018年にメジャーリーグに挑戦して以来、大谷が4日以下の休養日で投げた実績はない。最後に救援登板したのは日本ハム時代の2016年、ソフトバンクとのクライマックスシリーズ第5戦(札幌ドーム)以来になる。ちなみに、この時は1イニングを投げて無失点、しかも自身の日本最速を1キロ更新する165キロをマークした。
この日、大谷は日米両国のメディアが集まったフラッシュインタビューの場で、「準備します。明らかにDHなので、ブルペンで練習する時間を見つけるのは難しそう」と投球練習する時間のなさを吐露。それでも、「1位と2位では大きな差があります。だから、1位を取るために全力を尽くすつもりです」と語り、決勝での登板に意欲を示している。
栗山英樹監督も試合後の記者会見で、「可能性はゼロではない」と大谷の登板を否定しなかった。それを受けてパッサン記者は大一番で大谷のリリーフ登板は十分にあると予想し、「オオタニはアメリカのキャプテンで、友人でもありチームメイトでもあるトラウトと対峙する可能性がある」と言及。雌雄を決する舞台で、“大谷vsトラウト”の実現に期待を寄せた。
はたして、侍ジャパンはタレント集団を相手に3大会ぶりの世界一を掴めるのか。そして、日米のスター選手である“大谷vsトラウト”という極上対決は実現するのか。運命の大一番は、日本時間22日午前8時にプレイボールする。
構成●THE DIGEST編集部
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2018年にメジャーリーグに挑戦して以来、大谷が4日以下の休養日で投げた実績はない。最後に救援登板したのは日本ハム時代の2016年、ソフトバンクとのクライマックスシリーズ第5戦(札幌ドーム)以来になる。ちなみに、この時は1イニングを投げて無失点、しかも自身の日本最速を1キロ更新する165キロをマークした。
この日、大谷は日米両国のメディアが集まったフラッシュインタビューの場で、「準備します。明らかにDHなので、ブルペンで練習する時間を見つけるのは難しそう」と投球練習する時間のなさを吐露。それでも、「1位と2位では大きな差があります。だから、1位を取るために全力を尽くすつもりです」と語り、決勝での登板に意欲を示している。
栗山英樹監督も試合後の記者会見で、「可能性はゼロではない」と大谷の登板を否定しなかった。それを受けてパッサン記者は大一番で大谷のリリーフ登板は十分にあると予想し、「オオタニはアメリカのキャプテンで、友人でもありチームメイトでもあるトラウトと対峙する可能性がある」と言及。雌雄を決する舞台で、“大谷vsトラウト”の実現に期待を寄せた。
はたして、侍ジャパンはタレント集団を相手に3大会ぶりの世界一を掴めるのか。そして、日米のスター選手である“大谷vsトラウト”という極上対決は実現するのか。運命の大一番は、日本時間22日午前8時にプレイボールする。
構成●THE DIGEST編集部
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