専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
侍ジャパン

大谷翔平の「中継ぎでいく」発言に米放送局が興味津々。トラウトとの日米スター対決に期待「現実になるかも」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.22

WBC決勝は日米対決となった。大谷(左)とトラウト(右)の対戦が実現するのか、現地メディアは大きな話題になっている。写真:鈴木颯太朗、(C)Getty Images

WBC決勝は日米対決となった。大谷(左)とトラウト(右)の対戦が実現するのか、現地メディアは大きな話題になっている。写真:鈴木颯太朗、(C)Getty Images

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で夢の対決が、本当に実現するかもしれない。

 日本代表は現地3月20日、3大会ぶりの決勝進出を懸け、メキシコ代表と準決勝を戦った。試合は中南米の雄に常に先行を許し、8回まで1点ビハインドと苦しい展開だったが、日本代表は9回に村上宗隆がタイムリー二塁打を放ち、劇的なサヨナラ勝ち。14年ぶりのファイナル進出を決め、アメリカ代表との一騎打ちが実現した。

 5回目を迎えたWBCで決勝での日米決戦は初めてとなる。現地メディアでも珠玉カードとして、大きな話題となっている決勝戦。なかでも、米スポーツ専門局『ESPN』は「ショウヘイ・オオタニがマイク・トラウトに投げるという夢の対決が、現実になるかもしれない」と、アメリカにとって気になるであろう記事を配信した。

 記事を配信したジェフ・パッサン記者はメキシコとの試合後、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)による「(決勝は)中継ぎで行く準備はしたい」という、リリーフ登板を示唆した発言に注目。このコメントをキャッチした同記者は「(大谷の)マウンドでの時間は、リリーフ投手という慣れない役割になる」と論じた。

 2018年にメジャーリーグに挑戦して以来、大谷が4日以下の休養日で投げた実績はない。最後に救援登板したのは日本ハム時代の2016年、ソフトバンクとのクライマックスシリーズ第5戦(札幌ドーム)以来になる。ちなみに、この時は1イニングを投げて無失点、しかも自身の日本最速を1キロ更新する165キロをマークした。
 
 この日、大谷は日米両国のメディアが集まったフラッシュインタビューの場で、「準備します。明らかにDHなので、ブルペンで練習する時間を見つけるのは難しそう」と投球練習する時間のなさを吐露。それでも、「1位と2位では大きな差があります。だから、1位を取るために全力を尽くすつもりです」と語り、決勝での登板に意欲を示している。

 栗山英樹監督も試合後の記者会見で、「可能性はゼロではない」と大谷の登板を否定しなかった。それを受けてパッサン記者は大一番で大谷のリリーフ登板は十分にあると予想し、「オオタニはアメリカのキャプテンで、友人でもありチームメイトでもあるトラウトと対峙する可能性がある」と言及。雌雄を決する舞台で、“大谷vsトラウト”の実現に期待を寄せた。

 はたして、侍ジャパンはタレント集団を相手に3大会ぶりの世界一を掴めるのか。そして、日米のスター選手である“大谷vsトラウト”という極上対決は実現するのか。運命の大一番は、日本時間22日午前8時にプレイボールする。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】劇的サヨナラ勝利の侍戦士に米メディアも熱狂!三冠王の“意地”のタイムリーに「信じられない野球ゲームだ!」【WBC】

【関連記事】「究極的にパーフェクトな結末」大谷翔平vsトラウトの対決にMLB公式も興奮抑え切れず!「必見のベースボールだ」【WBC】

【関連記事】村上宗隆、土壇場9回にサヨナラ打! 大谷翔平が二塁打でチャンスメイク!! 侍ジャパンが14年ぶりの決勝進出!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号