第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は日本代表が3度目の世界一に登り詰め、史上2か国目の全勝優勝を成し遂げた。今大会は出場国も20か国に増え、開催日程なども変更が加えられたなか、初日から各国による激闘が繰り広げられた。
決勝で連覇を狙うアメリカ代表を3対2で下し、2009年以来となる大会制覇を果たした侍ジャパンは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)がMVPを獲得するなど、今大会の中でも最も印象深いチームとなった。そんななか、海外メディアでは今回の日本のゲームのひとつが、「大会史上」におけるNo.1ゲームだったと報じている。
【動画】苦しんだ村上宗隆が意地の逆転サヨナラタイムリー! 周東佑京の快足ぶりにも注目 スペインを拠点としてスポーツ情報を発信している『Marca』のメキシコ版では、現地時間3月22日、決勝戦終了後に、大会を振り返る特集記事を配信。その中で、準決勝の日本対メキシコ戦が歴代最高の試合だったと主張している。
記事の中では「この試合はサスペンスと一進一退のスリルに満ちた、まさにすべてを兼ね備えた試合だった」と綴っており、「21歳の天才投手、ロウキ・ササキが102マイルのストレートを放つなか、4回にルイス・ウリアスが3ランホームランを放ち、メキシコが3-0とリードした」「7回裏、2アウト2ストライクからマサタカ・ヨシダの堂々たる同点3ランホームランが飛び出し、大逆転に成功した」と準決勝の展開を改めて振り返った。
その上で「日本の9回の口火を切ったのは誰か。もちろんショウヘイ・オオタニだ。オオタニはメキシコのクローザー、ジオバニー・ガイエゴスから二塁打を放ち逆転に望みをつないだ。その後、大会中、大苦戦を強いられていたムネタカ・ムラカミが、絶妙のタイミングでセンターオーバーを放ち、サムライをホスト国とのファイナルに送り出した」と死闘の決着までを辿っている。
また同メディアは「以前はオリンピック・ベースボール(2008年まで、2020年からオリンピックプログラムに再導入)、ベースボール・ワールドカップ(2011年まで)と共存していた」として、両大会が現在は行われていないことにも触れながら「そのため、2013年以降よりWBCの優勝者が『世界王者』として認められることとなった」と野球界においてのWBCの位置付けを説いている。
第5回にして、最高の名勝負が生まれ、日本がその主役を担ったことは間違いない。今後もWBCが発展を遂げていくなかで、2023年大会にも匹敵するドラマが再び見られることを願うばかりだ。
構成●THE DIGEST編集部
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決勝で連覇を狙うアメリカ代表を3対2で下し、2009年以来となる大会制覇を果たした侍ジャパンは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)がMVPを獲得するなど、今大会の中でも最も印象深いチームとなった。そんななか、海外メディアでは今回の日本のゲームのひとつが、「大会史上」におけるNo.1ゲームだったと報じている。
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記事の中では「この試合はサスペンスと一進一退のスリルに満ちた、まさにすべてを兼ね備えた試合だった」と綴っており、「21歳の天才投手、ロウキ・ササキが102マイルのストレートを放つなか、4回にルイス・ウリアスが3ランホームランを放ち、メキシコが3-0とリードした」「7回裏、2アウト2ストライクからマサタカ・ヨシダの堂々たる同点3ランホームランが飛び出し、大逆転に成功した」と準決勝の展開を改めて振り返った。
その上で「日本の9回の口火を切ったのは誰か。もちろんショウヘイ・オオタニだ。オオタニはメキシコのクローザー、ジオバニー・ガイエゴスから二塁打を放ち逆転に望みをつないだ。その後、大会中、大苦戦を強いられていたムネタカ・ムラカミが、絶妙のタイミングでセンターオーバーを放ち、サムライをホスト国とのファイナルに送り出した」と死闘の決着までを辿っている。
また同メディアは「以前はオリンピック・ベースボール(2008年まで、2020年からオリンピックプログラムに再導入)、ベースボール・ワールドカップ(2011年まで)と共存していた」として、両大会が現在は行われていないことにも触れながら「そのため、2013年以降よりWBCの優勝者が『世界王者』として認められることとなった」と野球界においてのWBCの位置付けを説いている。
第5回にして、最高の名勝負が生まれ、日本がその主役を担ったことは間違いない。今後もWBCが発展を遂げていくなかで、2023年大会にも匹敵するドラマが再び見られることを願うばかりだ。
構成●THE DIGEST編集部
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