侍ジャパン

「侍ジャパンとはただの愛称ではない」世界一を奪還した“野球日本代表”を韓国メディアが徹底考察!「分岐点は10年前の危機」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.24

日本中を熱狂の渦に巻いた侍ジャパン。WBCは過去最高の盛り上がりを見せた。(C)Getty Images

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を14年ぶりに制し、世界一の座を奪還した日本代表。木曜日午後に凱旋帰国すると、到着ゲートではおよそ1200人のファンが待ち受けてサムライたちの偉業を盛大に称えた。

 日本国内のフィーバーぶりを伝え、"侍ジャパン"の強さをあらためて考察したのが韓国全国紙『中央日報』だ。「侍ジャパンのターニングポイントは2013年の危機だった」と題して、WBCの第3回大会でベスト4に終わり、3連覇を逃がしたことが再躍進へのきっかけだと論じている。

 同紙は、「侍ジャパンとは野球代表チームに強靭なイメージを植え付ける、単なる愛称ではない。それはひとつのビジネスモデルであり、ブランドでもある」と記し、「WBCの第1、2回大会を連覇した日本代表が第3回大会で3位に沈んだ"事件"が改革の出発点となった」と分析する。

 代表チームの常設化、監督専任制の本格導入、プロ野球12球団の連携体制、さらには女子代表を含めた全カテゴリーでの統一ユニホームの着用など、野球日本代表の進化の歩みをこと細かに紐解く。さらにNPB(日本プロ野球機構)関係者のコメントを引用し、「侍ジャパンの一番上に"特級チーム"が存在する。現在では日本の野球少年や少女たちが憧れるステージであり、大きなマーケティング効果を生み出してきた」と説明する。
 
 そして別の関係者も取材。「日本の野球は、同じようなレベルの代表チームをもうひとつ作れるほど選手層が厚い。最上位のレベルでプレーできる技量を持った選手がどれだけいるか。その点において、日本と韓国の差は歴然としている」との意見も紹介した。

 今回のWBCで3大会連続となる1次ラウンド敗退の憂き目に遭った韓国代表チーム。韓国国内では厳しい現実を受け入れて改革を断行すべしとの声が日増しに高まっており、複数のメディアが世界のトップに立った日本野球からも学ぶべきポイントが多いと指摘している。

構成●THE DIGEST編集部

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