侍ジャパン

「あぁマジでオオタニだ」豪ベテラン右腕が大谷翔平からの奪三振の心境を“アフレコ”で告白!「ヤバいことをした」

THE DIGEST編集部

2023.03.25

大谷(右)から三振を奪ったオーストラリアのベテラン右腕ヴァンスティーンセル(左)。当時の心境を本人が明かした。(C)Getty Images、写真:梅月智史

 3月21日(現地)に決勝が行なわれたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、アメリカ代表との大接戦を制した日本代表の戴冠で幕を閉じた。

 6年ぶりに開催された一大トーナメントで大きな存在感を放ったのが、「日本の至宝」として投打に活躍した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。打っては打率.435、1本塁打、OPS1.345。投げても決勝の中継ぎ登板を含む3試合(9.2回)に投げ、防御率1.86、WHIP0.72と、いずれもハイアベレージを記録。見事に大会MVPに輝いた。

 この侍ジャパンきっての天才が、今大会で唯一のホームランを放ったのは、1次ラウンド4戦目のオーストラリア代表戦。東京ドームのライトスタンドに設置された自身が広告塔となっている看板に直撃する特大弾だった。

 ただ、この試合で大谷から大会を通して33打席で6つしかなかった三振を奪った投手がいる。トッド・ヴァンスティーンセル(アデレード・ジャイアンツ)だ。この時の心境を大会が終了して間もない3月23日に、当人がツイッターで明かした。

 まず、「彼がホームランを打てば、『あぁやっぱり彼は最高だ』となる。でも、もしも彼を打ち取ったら最高の思い出として永遠に残ると思った」と記したヴァンスティーンセルは対戦の動画を投稿。そこに独自にアフレコをつけ、対峙した際の心境を事細かに語った。

「俺は深く深呼吸をして、彼を見た。そしてこう思った。『あぁマジでオオタニだ』。いやいや、落ち着こう。オーケイ、楽しもうじゃないか。まずは初球に速球でストライクが取れるか見てみようじゃないか」
 
 初球こそストライクを取ったヴァンスティーンセル。しかし、その後に3-1と不利なカウントにしてしまう。それでも「とにかく彼を打たせて取ろう」と開き直った彼は、なんとかフルカウントにまで持ち込むと、最後は148キロの4シームで空振り三振に切って取ったのである。

 この瞬間の想いを「オーマイガー! やばいことをしたぞ」と素直に口にしたヴァンスティーンセルは、「とにかくクールに振る舞うように自分に言い聞かせるので精いっぱいだった。俺は今までに誰も見たことがない世界で最高の選手を打ち取ったんだ。信じられない」と続けた。

 アメリカの独立リーグなどでプレーする32歳の苦労人にとって、「史上最高」と称される偉才から奪った三振は、かけがえのない経験になったようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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【動画】「ヤバいことになった」豪投手が自画自賛した大谷翔平からの奪三振シーン