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「ヨシダは本当に良い」167億円内野手も脱帽! WBC史に名を刻んだ吉田正尚の打棒にレ軍同僚たちが驚嘆「かなりクラッチだ」

THE DIGEST編集部

2023.03.26

図抜けた勝負強さを見せつけ、WBCで存在感を放った吉田。そんなサムライに賛辞が相次いだ。(C)Getty Images

図抜けた勝負強さを見せつけ、WBCで存在感を放った吉田。そんなサムライに賛辞が相次いだ。(C)Getty Images

 文字通り球史に名を刻んだ日本人スラッガーには、メジャーリーグの同僚たちからも期待が集まっている。今季からボストン・レッドソックスでプレーする吉田正尚だ。

 日本代表が7戦無敗で世界一に輝いたワールド・ベースボール・クラシック。この6年ぶりに開催された大舞台での吉田のパフォーマンスはまさに圧巻の一語。打率.409、2本塁打、長打率.727、OPS1.259と短期間ながら侍ジャパンの4番にふさわしい堂々たる成績を残しているのである。

 さらに大会史上最多となる13打点をマークし、得点圏打率も.364と図抜けたスタッツを記録した吉田。いずれも、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)、近藤健介(ソフトバンク)、そして大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)からなる上位打線が生み出したチャンスを着実にモノにしたクラッチぶりを物語る成績と言えよう。

 そんな稀代のクラッチヒッターとして話題を生んだ“新戦力”に、新天地となるレッドソックスの主力選手たちも興味を抱かないわけがない。米メディア『The Athletic』の取材に応じたラファエル・デバースは「信じられない」と絶賛。そして「すごく自然なスイングだと思った。無理やりやっているんじゃなくて、理にかなっているんだ。あのアプローチなんかを見ても、本当に良いと思った」と脱帽した。
 
 また、メジャー14年目のベテラン戦士ジャスティン・ターナーが「ハイレベルなプロの打席内容だった。ストライクゾーンの見極め方、得点圏での打ち方、フォアボールの取り方とかは、本当に印象的だった」と称えれば、22年3月に6年総額1億4000万ドル(約167億円)のメガディールを締結していた大型内野手のトレバー・ストーリーは「ヨシダはかなりのクラッチだね」とニヤり。そして、こう続けた。

「とくにあのメキシコ戦の同点3ランは場面的にも凄かったし、特大だった。そして、彼のボールに対する粘り方も俺は素晴らしいと思う。2ストライクと追い込まれても彼は恐れてないし、逆方向への流し打ちも出来る。本当にフェンウェイ(本拠地)での活躍に期待するばかりだよ」

 開幕を前に評価を高めている吉田。WBCでの成功で自信を深めているであろう29歳が、5年9000万ドル(約126億円)のビッグディールに叶うパフォーマンスをルーキーイヤーに披露できるのかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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