侍ジャパン

栗山英樹監督の作戦勝ちだった!? WBC決勝前に「投げられる」と言わない大谷翔平に施した“戦略”とは「1回も決勝戦の話してない」

THE DIGEST編集部

2023.03.27

決勝では大谷(左)を抑えに起用した栗山監督(右)。その采配が的中し金メダルに輝いた。(C)THE DIGEST写真部

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で14年ぶり3度目の優勝を果たした日本代表。現地3月21日に行なわれたアメリカ代表との決勝では、大谷翔平(エンジェルス)の異例のクローザー起用が見事にハマり、並み居る強打者をピシャリと締めた。

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 メジャーリーガーとして活躍する元弟子にどの様な形でアプローチをしたのか。26日にテレビ朝日系列で放送された「サンデーLIVE!!」に出演した栗山英樹監督は、その裏話を語った。

 大会前には「初戦か2戦目、あと準々決勝」と、2試合で先発を依頼していたと語る栗山監督。だが、「そのあとはあえて言わない」「1回も決勝戦の話してないんですよ」と明かし、その理由をこう話す。
 
「彼の性格は、みんなに期待されれば、されるほど、『任せてください!』っていう。僕らが『頼むね!』って言っちゃうと、『いやいやいや』っていうタイプ」

 あまのじゃくな二刀流との心理戦を制したのは指揮官のようだ。「アメリカ行って、練習日に(僕の所に)来て、それも『投げられますよ』とか言わないんですよ。大丈夫な雰囲気があったので、僕の方から『準備頼むな』っていう感じでお願いした」と告げたという。

 これにメインキャスターの東山紀之さんが、「栗山監督の作戦勝ちみたな?」と問いかけると、栗山監督は「これは作戦勝ちです!」とにんまりした。

 愛弟子の気持ちも読み取った栗山氏。それは紛れもなく、世界一の采配だった。

構成●THE DIGEST編集部

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