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「なぜ小柄なのに“マッチョマン”なのか?」――ボストン地元メディアが吉田正尚の日本時代に授かったユニークな愛称に熱視線

THE DIGEST編集部

2023.04.01

名門レッドソックスでルーキーイヤーを送る吉田。周囲から注目されるのはパフォーマンスだけではない。(C)Getty Images

名門レッドソックスでルーキーイヤーを送る吉田。周囲から注目されるのはパフォーマンスだけではない。(C)Getty Images

 日本の天才ヒッターが“野球の本場”で上々のデビューを飾った。

 現地3月30日に行なわれたボルティモア・オリオールズとのメジャーリーグ開幕戦で、ボストン・レッドソックスの吉田正尚が「4番・レフト」で先発出場。6回の第3打席でメジャー初安打となるセンター前タイムリーを放つなど、4打数2安打、1打点、1得点、1死球と目に見える結果を残した。

 名門レッドソックスが5年9000万ドル(約126億円)という高額の移籍金を投資して獲得した吉田。開幕前から「驚異的な才能のある選手」(米メディア『CALL TO THE PEN』より)と大きな期待を背負う29歳だけに、本拠地でのデビュー戦でしっかりとアピールに成功したと言えよう。実際、試合後に同僚のジャスティン・ターナーから「毎回プロフェッショナルな打撃を見せてくる」と賛辞が送られている。

 今オフのレッドソックスにおける目玉補強の一人と言えるだけに、話題となるのはグラウンド内の事柄ばかりではない。地元メディア『NESN』は、吉田がオリックス時代に授かっていた愛称である「マッチョマン」に着目。「なぜ小柄な彼がマッチョマンと呼ばれるのか」とした記事内で、本人のコメントともにユニークなニックネームが付いた理由に迫っている。
 
「フェンウェイパークの音響からヴィレッジ・ピープルの名曲『マッチョマン』が流れてきても驚かないでほしい。それはヨシダの愛称を表すものであり、彼が日本で入場テーマとして使っていた曲だからだ。彼は『なぜ、あの曲を使ったかは覚えていないですけど、ファンが一体になって盛り上がったのは覚えてます。本当に嬉しかった』と語っている」

 また、米野球専門サイト『Fansided』も吉田のニックネームにちなんだ入場曲について「ボストンのファンはそれを好むだろう」と予測。そして「リリースされた当時に物議を醸した衝撃的なメロディーで、ヨシダは大衆が熱狂させるはずだ」と記した。

 吉田の173センチの肉体に秘めたパワーはメジャーでも間違いなく通用する。そんな“マッチョマン”の一挙手一投足から今後も目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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