ロサンゼルス・エンジェルスのスラッガーが見せた振る舞いが波紋を呼んでいる。
物議を醸しているのは、現地3月30日に行なわれたオークランド・アスレティックスとのメジャーリーグの2023年シーズン開幕戦での一コマだ。エンジェルスは、先発の大谷翔平は6回、被安打2、無失点、10奪三振と好投するもリリーフ陣が逆転を許し、1対2と敗れていた。
そんな試合後にロッカールームへの終えて引き揚げる通路で問題は起きる。エンジェルスのアンソニー・レンドーンは、執拗に野次を飛ばしていたアスレティックス・ファンの男性と口論に。鋭い眼光で睨みつけた32歳のベテランは、BワードとFワードを用いながら「お前、俺になんて言った? 俺をクソ野郎って呼んだよな?」と相手の胸ぐらをつかんで衝突したのだ。
しばらくして、両者は周囲にいさめられて引きはがされ、騒動は収拾がついたのだが、言い合いになる動画はSNSで瞬く間に拡散。これを受けてもエンジェルスは声明を出さず。現地4月1日にレンドーン自身が取材に応じるとだけ発表している。
周囲にいた大谷やマイク・トラウトも怪訝な表情で見つめたこの騒動は、現地でも物議を醸した。ただ、ファンの男性が口汚い野次を飛ばしていた映像もあるため、レンドーンを擁護するものが大半となっている。
米メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者は「レンドーンの行動がすべてを物語っている」と指摘。同じく米メディア『The Athletic』のエンジェルス番を務めるサム・ブラム記者は「越えてはいけない一線を越えて罵声を浴びせるファンがいるのはたしかだ。暴力は良くなく、エスカレートをしてはいけないが、恥かしく思う」と論じた。
また、かつてアスレティックスで活躍し、2010年には史上19人目となる完全試合を達成した右腕ダラス・ブレイデンも自身のツイッターを更新。そこで古巣ファンの行動を嘆いた。
「レンドーンにとって印象は良くない。それは間違いない。だけど、ファンはしっかりと心にとどめておくべきだ。快適なキーボードの世界でやっているのと同じように、現実世界で誰かに話しかけて、反撃を受けないと思うな」
MLBのスポークスマンも「調査中である」という今回の騒動。その余波はしばらく収まりそうにない。
構成●THE DIGEST編集部
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物議を醸しているのは、現地3月30日に行なわれたオークランド・アスレティックスとのメジャーリーグの2023年シーズン開幕戦での一コマだ。エンジェルスは、先発の大谷翔平は6回、被安打2、無失点、10奪三振と好投するもリリーフ陣が逆転を許し、1対2と敗れていた。
そんな試合後にロッカールームへの終えて引き揚げる通路で問題は起きる。エンジェルスのアンソニー・レンドーンは、執拗に野次を飛ばしていたアスレティックス・ファンの男性と口論に。鋭い眼光で睨みつけた32歳のベテランは、BワードとFワードを用いながら「お前、俺になんて言った? 俺をクソ野郎って呼んだよな?」と相手の胸ぐらをつかんで衝突したのだ。
しばらくして、両者は周囲にいさめられて引きはがされ、騒動は収拾がついたのだが、言い合いになる動画はSNSで瞬く間に拡散。これを受けてもエンジェルスは声明を出さず。現地4月1日にレンドーン自身が取材に応じるとだけ発表している。
周囲にいた大谷やマイク・トラウトも怪訝な表情で見つめたこの騒動は、現地でも物議を醸した。ただ、ファンの男性が口汚い野次を飛ばしていた映像もあるため、レンドーンを擁護するものが大半となっている。
米メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者は「レンドーンの行動がすべてを物語っている」と指摘。同じく米メディア『The Athletic』のエンジェルス番を務めるサム・ブラム記者は「越えてはいけない一線を越えて罵声を浴びせるファンがいるのはたしかだ。暴力は良くなく、エスカレートをしてはいけないが、恥かしく思う」と論じた。
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「レンドーンにとって印象は良くない。それは間違いない。だけど、ファンはしっかりと心にとどめておくべきだ。快適なキーボードの世界でやっているのと同じように、現実世界で誰かに話しかけて、反撃を受けないと思うな」
MLBのスポークスマンも「調査中である」という今回の騒動。その余波はしばらく収まりそうにない。
構成●THE DIGEST編集部
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