侍ジャパン

大谷翔平の影響は絶大! 韓国の名門キウムがチームで“目標達成シート”に着手「大谷計画表を実践して決意を固めた」

THE DIGEST編集部

2023.04.02

多士済々のメジャーでもトップクラスのスターとなった大谷。彼が高校時代に行なっていた取り組みが脚光を集めた。(C)Getty Images

 先に大盛況のうちに幕を閉じたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。アメリカ代表を破った日本代表が14年ぶり3度目の世界一を飾った大会で、高校時代の"夢"を叶えたのが、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だった。

 というのも、大谷は、花巻東高校時代に取り組んでいた"目標達成シート"(曼荼羅チャート)の一角に「27歳でWBCのMVP」と記していたのだ。コロナ禍もあって大会が延期された影響から年齢こそ違ったが、投打で異彩を放った彼はしっかりと有言実行したのである。

 大谷が花巻東高校の1年時に作成した「曼荼羅チャート」は最大の目標を中心に描き、そこから放射状に広がる周辺のマスに小目標を記し、自身の夢を具体的に可視化していたものだ。これがメジャーで唯一無二の二刀流を貫く天才のキャリア形成に小さくない影響をもたらしたのは言うまでもない。

 ゆえに海外でも曼荼羅チャートは脚光を集め、ついには実際に取り組むチームも現れた。現地4月1日にKBOリーグ(韓国のプロ野球)の名門キウム・ヒーローズは、今シーズンのために作成した曼荼羅チャートを公開した。同国の日刊紙『No Cut News』が伝えている。
 
 キウムは「韓国シリーズ制覇」の大目標の周辺に「ファン」「基礎」「ヒーローズ」「打者」「投手」「チームワーク」「挑戦」「秋に野球」という8つの小目標を掲載。その周辺にはKBOナンバーワンの右腕のアン・ウジンや、韓国代表スラッガーのイ・ジョンフら選手たちの目標も記されている。

 昨シーズンに韓国制覇まであと一歩まで迫りながら、SSGランダーズに敗れていたキウム。そんな名門の新たな取り組みを紹介した『No Cut News』は、「日本人スターである大谷翔平の影響で広く知れ渡った、いわゆる『大谷計画表』を実践したキウムは23年シーズンへの決意を確固たるものとした」と記している。

 いまや世界屈指のタレントとなった大谷の影響を受けたキウム。彼らはより明確化した目標を叶えられるのか。なお、現地1日に行なわれた3対2でハンファ・イーグルスとの接戦をモノにしている。

構成●THE DIGEST編集部

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