現地４月３日、MLB機構はロサンゼルス・エンジェルスのアンソニー・レンドーンに４試合出場停止の処分と罰金を科したと発表した。
事の発端は、３月30日のオークランド・アスレティックスとの開幕戦後だ。ロッカールームへと引き上げる際、ア軍ファンとおぼしき男性の胸ぐらをフェンス越しに掴み、一触即発の事態に。BワードとFワードを用いながら「お前、俺になんて言った？ 俺をクソ野郎って呼んだよな？」と怒鳴りつけた。空振りに終わったものの、終いにはビンタを張ろうとしたのだ。
同騒動は地元警察も出動する事態にまで発展した。３日のシアトル・マリナーズ戦には「４番・三塁」でスタメン入りする予定だった32歳だが、MLB機構による処分を受け、急きょ出場を取りやめとなった。
これには米メディア「The Big Leagues Daily」のダン・クラーク記者は、「レンドーンは今季3800万ドル（約50億円）ももらっている。それなのに身動きできない状態で、今季は無安打だ」と怒りを爆発させた。
「そんな奴がファンに喧嘩を売っている。暴言なんか無視しろ、プロなんだろ！馬鹿野郎」
今季のチーム最高年俸を受け取るだけに、不良債権化する彼に憤りを感じる関係者も多いようだ。幸先が悪いスタートとなった男の巻き返しを期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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