ロサンゼルス・エンジェルスの面々が本塁打後に見せる“新たな儀式”に現地からも熱い視線が注がれている。

　現地時間４月７日、今季の本拠地開幕戦を迎えたエンジェルスは、トロント・ブルージェイズと対戦して３対４で惜敗。初回にマイク・トラウトが先制２ランを放ち、大谷翔平が４打数２安打で今季２度目のマルチ安打をマークするなど、２大スターの活躍で試合を優位に進めたが、７回に３番手のジミー・ハーゲットが痛恨の３ランを浴び、チームは逆転負けを喫した。

　そんな一戦で話題を集めたのが、先制弾を放ったトラウトのホームランセレブレーションだ。

　初回無死一塁で打席に立ったエンジェルスの主砲は、相手先発クリス・バシットの初球を捉えると、勢いよく飛び出した打球は左中間スタンドに着弾。悠々とダイヤモンドを一周したトラウトは、ベンチで黄金色に輝く兜を被せられ、チームメイトからの祝福を受けた。
  　ファンからも大きな反響を受けた光景を受け、稀代の“大谷マニア”として有名な米スポーツ専門局『Fox Sports』のアナリストであるベン・バーランダー氏は、「これを選んだのはショウヘイ・オオタニだ」とツイッターで紹介。さらにMLB公式サイトが、「新しいサムライホームランヘルメットがよく似合う！」とトラウトの写真を掲載すると、米記者やレポーターからもさまざまな反応が寄せられている。

　また、同サイトや米スポーツ専門局『ESPN』に寄稿しているサラ・ラングス記者は、「我々はホームランセレブレーションの黄金時代にいる」「ベースボールは最高だ！」とツイート。また、エンジェルスの地元メディア『KCAL News』でレポーターを務めるジル・ペインター・ロペス氏は、「トラウトにカブトウォリアーヘルメット。ファンタスティックだ！」と呟いた。

　新儀式がお披露目となった一方で本拠地初戦を落としたエンジェルス。先発左腕のパトリック・サンドバルも６回１失点の好投を見せていただけに悔しい一戦となったが、果たして９年ぶりのプレーオフ進出を目指す今季はどのような結果になるのだろうか。今後のプレーぶりとともに、黄金の兜を大谷が被る日がいつ来るのかを興味深く待ちたい。

構成●THE DIGEST編集部

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